コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

チェンマイは「新しい街」という意味で13世紀に建設されました。バンコクに次ぐ第2の都市であり、美しい自然や歴史的建造物が並んでいることから「北方のバラ」と称されます。当サイトでは6ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「チェンマイ⑤コムローイ祭り」になります(^^)

 

 

「チェンマイ⑤コムローイ祭り」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

「ロイクラトン祭り」と「コムローイ祭り」の違い

コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

まず、この3種類の言葉を把握するのが出発地点になります(^^) というのは「コムローイ祭り」について調べようとすると「ロイクラトン祭り」という言葉が出てくると思います。

 

違いがよく分からないから、さらに調べていくと今度は「イーペン祭り」という言葉が出てきて「???(-_-;)」となってしまいます。もしかすると「サンサーイ祭り」という言葉を見た人もいるかもしれません。

 

コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

結論としましては「コムローイ祭り=サンサーイ祭り=ランタン祭り」「ロイクラトン祭り=イーペン祭り=灯篭流し」になります。

 

そして「チェンマイでは、ある時期からコムローイ祭りとロイクラトン祭りが同時期に行われるようになり、よりインパクトのあるコムローイ祭りが近年急激に有名になり、日本ではコムローイ祭りで浸透してる」ということになります(^^)

 

 

「ロイクラトン祭り=イーペン祭り」の歴史

コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

「ロイクラトン」は「Loy Krathong」と書きまして「Loy = 川に浮かべる」「Krathong = 灯籠」という意味があります。つまり「川の精霊に感謝を伝えるための灯篭流し」です。

 

起源は13世紀のスコータイ朝にまで遡り、それが長い年月の間にタイ全土に広まり、毎年、旧暦12月の満月の日を中心に開催されるようになりました。この「旧暦12月」のことを「イーペン」と呼ぶため「イーペン祭り」とも呼ばれるようになったんです。

 

コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

これは現在の暦では11月中旬にあたりますが、日程は毎年変わりますので確認が必要です。特に規模が大きいのが、バンコク、チェンマイ、スコータイの三都市です。

 

 

「コムローイ祭り=サンサーイ祭り」の歴史

コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

「コムローイ」を上げるという風習は、もともとチェンマイのサンサーイ地方の風習でした。「コムローイ」は「Khom Loi」と書きまして「Khom = 光」「Loi = 浮かぶ」という意味があります。つまり「年の終わりに、天にいるブッダに収穫の恵みを感謝する」ために行われる祭りです。

 

この「サンサーイ祭り」は、元々「イーペン祭り」とは違う時期に行われていましたが、いつの頃からか同時期に行われるようになり「イーペン・サンサーイ祭り」が誕生しました。

 

 

世界的に大人気のお祭りへ

コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

この「イーペン・サンサーイ祭り」が有名になるにつれて外国人観光客が増えていきます。しかし、本来は宗教的な意味合いを含んでいるため、外国人が参加することは良いことではありませんでした。

 

そうした中で、2013年に「外国人向けの祭り」が行われるようになりました。これが「イーペン・ランナー・インターナショナル」で、現在の「コムローイ祭り」の始まりです(^^)

 

こうして2つに別れた祭りですが、結局、外国人向けの「イーペン・ランナー・インターナショナル」が非常に大規模なものとなり「イーペン・サンサーイ」は行われなくなりました。

 

 

主な会場

メージョー大学地区

 

「イーペン・ランナー・インターナショナル」が始まった会場で、現在でも最も規模が大きく迫力があり有名な会場です。席数は約5000人で、即完売するチケットですので「とにかく早めの予約」それが全てです。

 

正確には、大学の近くの「トドゥンカッサターンランナー寺院」で行われます。チェンマイからは約1.5km。

 

 

 

2016年に出来た会場で、規模はどんどん大きくなっていて現在は2500人参加できます。チェンマイの北東約30kmに位置し「ドイサケット温泉」の近くで行われます。「イーペン・ランナー・ドイサケット」や「イーペン・イン・ドイサケット」と呼ばれます。

 

 

こちらも2016年に出来た新しい会場です。チェンマイからは南南東に約30km離れてていて、会場は700席ほどで最も規模が小さいです。「ランタンフェスティバル@ランプーン」などと呼ばれます。

 

 

2017年に出来た新しい会場です。チェンマイからは北北西に約20km。規模は年々大きくなっていて、現在では6000人が参加できます。「イーペン・メーリム」とも呼ばれます。

 

 

2018年に出来た新しい会場です。チェンマイからは北北西に約15km。3000席が用意されています。「Cowboy Army Riding Club」で行われます。

 

コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

なので、大きい会場で大迫力のコムローイ祭りを見たい方は「メージョー大学地区」か「メーリム地区」がオススメです。

 

 

参加の仕方

有料と無料
■街中から見るコムローイ祭り
コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

上記の「会場」で祭りに参加する場合は有料になり、チケットの購入が必要です。無料というのは何かというと、空に上がったランタンはもちろん町から見えますし、むしろ町のいたるところで人々が思い思いにランタンを飛ばしています。なので、会場に行かなくても祭りには参加できるということです。

 

違いは1つで「数の違いによる迫力の違い」です。街中から見る場合、上の写真のような光景を見るわけです。充分に幻想的であり「来てよかった」という実感は得られると思います。ただ迫力には欠けます。

 

■会場で見るコムローイ祭り
コムローイ祭りへの行き方とポイント

 

会場の場合「数千人が一斉にランタンを飛ばす」ため、このような大迫力の光景になります。予算と好みに合わせて検討してみてください(^^)

 

高額にはなりますが、全部添乗員さんに任せていれば良いので楽ちんです。確実に一番良い会場が確保されるという安心感もありますよね。高齢の方や子供がいる方にはオススメです。

 

一番多い方法になると思います。チェンマイ自体は大観光地なので、行くのに難しいことはありません。ただコムローイ祭りに関しては「早めの予約」がカギになります。通常8月9月くらいなると現地ツアーの予約が始まってきますので、ちょこちょこチェックしてみてください。

 

下記の会社がチケットを扱っているのでチェックしてみてください。

 

個人で行く場合は、会場に行くのであれば早めにチェンマイに乗り込んでチケットを購入する。もしくは、会場に行かず街中から普通に見るということになります。

 

 

参加する際の注意点

コムローイ祭りへの行き方とポイント
出典:「塔の上のラプンツェル」©Disney

・トイレは混むので余裕を持って。
・夜は気温が下がるので、羽織るものが一枚あると安心。
・飲み物、軽食、ブルーシート、本など現地で待つグッズがあると良い。

 

以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「チェンマイ⑤コムローイ祭り」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界のすごい祭り

■バーニングマン(アメリカ)

photo by:BLM Nevada

夏の終わりに1週間だけ現れるブラックロックシティ。途方も無いエネルギーを発した後、炎と共に消えて無くなる祭典です。詳細は下記からご覧ください。

「バーニングマン」徹底ガイド

■牛追い祭り(スペイン)

バレンシアで行われる「スペイン3大祭り」の1つで、正しくは「サン・フェルミン祭」といいます。詳細は下記からご覧ください。

「牛追い祭り①パンプローナへのアクセス」徹底ガイド

■火祭り(スペイン)

セビーリャで行われる「スペイン3大祭り」の1つで、現地では「ラス・ファジャス」と呼ばれます。詳細は下記からご覧ください。

「火祭り①バレンシアへのアクセス」徹底ガイド

■ペラヘラ祭り(スリランカ)

毎年7~8月にスリランカ各地で行われる祭りで、正式には「エサラ・ペラヘラ」と言います。電飾を身にまとった巨大なゾウが歩く姿は、さながら「アジアのエレクトリカルパレード」という感じです。詳細は下記からご覧ください。

「文化三角地帯③キャンディー」徹底ガイド

■バンファイパヤーナーク(タイ)

photo by:J A Forbes

タイとラオスの国境になっているメコン川で毎年11月に見られる不思議な自然現象で、川から火の玉が空へと飛んでいきます。詳細は下記からご覧ください。

「バンファイパヤーナーク」徹底ガイド

■氷祭り(中国)

ハルビンで行われる祭りで「世界三大雪祭り」の1つに数えられています。詳細は下記からご覧ください。

「ハルビン市と氷祭り」徹底ガイド

■ハイランドショー(パプアニューギニア)

「地球最後の秘境」と称される国・パプアニューギニアの「先住民族の舞踏祭り」のことです。詳細は下記からご覧ください。

「パプアニューギニア③ハイランドショー」徹底ガイド

■マスクフェスティバル(パプアニューギニア)

パプアニューギニアには500を超える先住民族が存在していて、それぞれに奇抜な仮面が受け継がれています。マスクフェスティバルは、それらを一挙に見られる大興奮の祭りです。詳細は下記からご覧ください。

「パプアニューギニア④ラバウル」徹底ガイド

■リオのカーニバル(ブラジル)

リオの代名詞の1つで、世界中で行われるカーニバルで最も有名なものです。詳細は下記からご覧ください。

「リオ・デ・ジャネイロ⑤リオのカーニバル(1)概要」徹底ガイド

■アゲダの傘祭り(ポルトガル)

毎年夏に行われるイベントで、高さ5mほどに並ぶカラフルな傘は「天国の傘」とも呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「アゲダの傘祭り」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-バンコク(約7時間)

・バンコク-チェンマイ(約1時間)

ベストシーズン 11月~2月(乾季)
外務省 海外安全情報 タイ
ガイドブック タイのガイドブック
ビザ 観光目的の滞在のみビザ不要。

空路入国:30日以内、陸路入国:15日以内の滞在。

パスポート残存期間 6ヶ月以上
時差 -2時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 001(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
001+81+3+9999-9999

現地で使えるタイ語 ①おはよう。

สวัสดี(サワッディー)

 

②こんにちは。
สวัสดี(サワッディー)

 

③こんばんは。
สวัสดี(サワッディー)

 

④ありがとう。
ขอบคุณ(コープクン)

 

⑤さようなら。
ลาก่อน(ラーゴーン)

 

⑥はい・いいえ
男:ครับ(クラップ)・ไม่ใช่(マイチャイ)
女:ค่ะ(カー)・ไม่ใช่(マイチャイ)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ
コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 バーツ(通貨コード:THB、記号:B)で、補助通貨はサタン(Satang)。1バーツ=100サタン。

 

日本大使館 HP

タイの絶景一覧

タイの絶景

 

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