パタンへの行き方と見どころ

 

パタンはカトマンズ盆地で最も古い歴史を持つ街で、2015年の地震で比較的被害が少なかったので、今でも多くの歴史的建造物を見ることができます。カトマンズから個人で簡単に行くことが出来ます(^^)

 

 

「パタン」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

カトマンズ
 

 

カトマンズは、ネパールの首都であり最大の都市です。カトマンズ以外の場所に住むネパール人にとっては「カトマンズ=ネパール」であり、「カトマンズに行く」ときには「ネパールに行ってくる」と言うそうです。人口は約176万人。

 

最寄りの空港はカトマンズ国際空港(KTM)。国内外合わせて約40都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「カトマンズ①アクセスとダルバール広場」をご覧ください。

 

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パタンは299年に端を発する古都で、現在はカトマンズ、バクタプルに次ぐ第3の都市になっています。実は正式名称は「ラリトプル(Lalitpur)」と言います。人口は約23万人。

 

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通貨はネパール・ルピー(通貨コード:NPR、記号:Rs)。補助通貨は「パイサ(P)」ですが、ほとんど使われていません。1ルピー=100パイサで、本日のレートはこちら。

 

 

 

カトマンズからパタン

■カトマンズのバス乗り場

 

カトマンズの観光案内所から100mほど南に行った場所にパタンへのバス乗り場があります。乗り合いワゴンタイプで、本数も多いです。降車した場所から帰りのバスも出ています(^^)

・所要時間:約30分
・料金:17ルピー

 

 

ダルバール広場

概要
 

 

ネパールは1200年~1769年までマッラ王朝が支配していました。1484年にバクタプル・マッラ王朝とカトマンズ・マッラ王朝に分裂し、1619年にはカトマンズ・マッラ王朝からパタン・マッラ王朝が分裂しました。

 

「ダルバール」は「宮廷」という意味で、3王国それぞれが競うように美しい広場をつくりあげたので、カトマンズ・バクタプル・パタンの全てに同名の広場があります。パタンのダルバール広場は東に旧王宮があり、西に寺院が並んでいます。

 

■パタンのダルバール広場の地震後(2020年4月撮影)

 

2015年のネパール地震においてパタンのダルバール広場は「ジャガナラヤン寺院」などが大きな被害を受けましたが、それ以外は軽い被害ですみました。

 

甚大な被害を受けたカトマンズのダルバール広場は残念ながら様変わりしてしまったので、パタンはイメージ通りのネパールの雰囲気を味わえる貴重な場所と言えます。

 

■カトマンズのダルバール広場の地震後(2019年8月撮影)

 

このページでは「各名所の地震後のストリートビュー」の出来るだけ分かりやすいものを表示して、実際の様子をご覧いただければと思います(^^) ちなみに、入場料が1000ルピーかかります。

 

■地震前
パタンへの行き方と見どころ

 

広場の北側にある寺院で、商人や職人を祀っています。柱にはお供え物としてカップやスプーンが付けられているのが面白いです。地震後はつっかえ棒で支えられています。

 

■地震後(2020年4月撮影)

 

■地震前
パタンへの行き方と見どころ
photo by:Gerd Eichmann

 

破壊と想像の神であるシヴァ神がまつられている寺院で、正面の2頭のゾウが目印です。裏側にはシヴァ神の乗り物である雄牛の「ナンディ」が2頭います。こちらもしっかり残ってますね。良かったです(^^)

 

■地震後(2020年4月撮影)

 

■地震前
パタンへの行き方と見どころ

 

ネパールではめったに無い石造りの寺院で、他の建物とは雰囲気が違うので目立ちます。寺院の前にはガルーダ像があり、2階にはヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身であるクリシュナを、3階にはシヴァ神を、4階にはブッダを祀っています。

 

■地震後(2018年4月撮影)

 

2018年には修復中の様子が見て取れるので、やはり被害はあったのだと思います。しかし、石造りが功を奏してか今は元通りになっていますね(^^)

 

■地震後(2020年4月撮影)

 

ヒンドゥー教と仏教が共存しているわけですが、実はそもそもインドでは仏教もヒンドゥー教の一部とみなしています。詳しくはインドの「バラナシ」のページの「ヒンドゥー教を知る」に記載してありますので、興味のある方はご覧ください。

 

■地震前
パタンへの行き方と見どころ

 

1705年に建てられた寺院で、ヴィシュヌ神とシヴァ神両方の神性を持つハリ・シャンカールをまつっています。施されている彫刻は「地獄の拷問の様子」が描かれていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 地震で大きな被害を受けたという情報もありますが、ストリートビューで見る限り修復されたようです。

 

■地震後(2020年4月撮影)

 

 

旧王宮

 

 

17世紀~18世紀にかけて建てられた宮殿で、カトマンズやバクタプルよりも古いものです。見どころはチョークと呼ばれる中庭です。入場料はダルバール広場の入場料と兼ねています。

 

■ナラヤンチョーク
パタンへの行き方と見どころ

 

現在はパタン博物館の中庭になっています。昔はこの建物の2階の窓から王様が顔を出して人々に姿を見せたそうです。博物館も貴重な品々が並んでいて、スワヤンブナートやボダナートの模型もあります(^^)

 

■ムル・チョーク
パタンへの行き方と見どころ

 

旧王宮の中庭では最大最古のもので、秋の祭りでは水牛やヤギなどが生贄として捧げられます。

 

■スンダリチョーク
パタンへの行き方と見どころ

 

元々は王の居室だった部分で、王専用の豪華な沐浴場が残っています。

 

 

ゴールデンテンプル

 

 

12世紀に建てられたとされる寺院ですが、現在の建物の大部分は19世紀に造られています。中庭の三方を回廊が囲んでいて、ブッダの生涯を描いた絵や、美しい彫刻を見ることができます。中庭に下りる場合、革製品の持ち込みが禁止されています。

 

■地震後(2019年8月撮影)

 

 

クンベシュワール寺院

 

 

1392年、日本では足利義満が南北朝を統一した年に造られた寺院で、パタンでは現存する最古の寺院です。ネパールでは数少ない五重塔でしたが地震で倒壊してしまいました。現在は少しずつ修復されているようです。

 

■地震後(2020年3月撮影)

 

境内には池があって、プールのように人々が涼んでいます(^^)

 

「パタン」徹底ガイド 【旅の大事典】
photo by:ndbekah

 

 

マホボーダ寺院

 

 

高さ約30mの寺院で、16世紀にインドからやって来た技師が約36年かけて親子三代で完成させました。ただ、現在の寺院は20世紀になって修復されたものです。彫られた仏像の数は9000以上にもなりますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

■地震後(2019年7月撮影)

 

以上になります。古き良きネパールが残るパタン。ぜひ行ってみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「パタン」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-カトマンズ(約7時間半)
ベストシーズン 10月~5月(乾季)
外務省 海外安全情報 ネパール
ガイドブック ネパールのガイドブック
ビザ ビザ取得が必要
パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上
時差 -3時間15分(サマータイム無し)
チップ ・レストラン:10%程度

・ツアーガイドなど:200~700ルピー

日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるネパール語 ①おはよう。

नमस्ते(ナマステ)

 

②こんにちは。
नमस्ते(ナマステ)

 

③こんばんは。
नमस्ते(ナマステ)

 

④ありがとう。
धन्यवाद(ダンニャバード)

 

⑤さようなら。
नमस्ते(ナマステ)

 

⑥はい・いいえ
हो・होइन(ホ・ホイナ)

電圧とプラグ 220V / BとC型のプラグ

コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 ネパール・ルピー(通貨コード:NPR、記号:Rs)で、補助通貨は「パイサ(P)」(ほとんど使われていない)。1ルピー=100パイサ

 

日本大使館 HP

ネパールの絶景一覧

ネパールの絶景

 

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