カトマンズの見どころ

 

カトマンズは、4世紀後半にはネパール王国の中心地として栄えた世界屈指の古都です。唯一無二の歴史的な街並みが広がっていましたが、2015年のネパール大地震で大きな被害を受けてしまいました。

 

当サイトでは地震前後の状態を比較しながら、3ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「カトマンズ③周辺部の見どころ」になります(^^)

 

 

「カトマンズ③周辺部の見どころ」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

カトマンズの見どころ一覧

 

カトマンズには多くの見どころがありますが、ここは外せないという6ヶ所を厳選しました。こちらのページでは赤のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。

 

上記の他には「インドラ・チョーク」「アサン・チョーク」といった市場や、旅行者が集まるタメル地区もにぎやかです。

 

 

スワヤンブナート

 

 

ネパールのシンボルともいえるスワヤンブナートは、カトマンズ盆地が湖だった頃から(=街が無かったころから)建っていたという伝説が残っていて、その歴史は約2000年にもなるネパール最古の寺院です(,,゚Д゚) カトマンズの中心部から北西に約2km離れています。

 

カトマンズの見どころ

 

小高い山の上にあり徒歩でも約30分で到着します。タクシーだと所要時間は15~20分で、料金は麓までが約350ルピー、頂上までが約400ルピーです。現地にもタクシーはいるので帰りの足は基本的に問題ありません。

 

カトマンズの見どころ

 

森の中に整備された桟道を歩いていきます。階段は約400段あって結構急なので体力がいります(^^;)

 

カトマンズの見どころ

 

そして、高さ15mの仏塔が登場です。

 

■地震後(2019年5月撮影)

 

やはり目が独特ですよね(,,゚Д゚) ネパールに来た!という感じがします。また、ここはカトマンズの街を一望できる絶景展望台でもあります。画面をグルっと回して後ろを見てみてください。これだけでも行く甲斐があると思います。

 

スワヤンブナートも地震で大きな被害を受けました。しかし、幸い仏塔は無事だったので、このネパールのシンボルは変わらず観光客を待ってくれています。

 

カトマンズの見どころ

 

この目は「ブッダの知恵の目(ブッダ・アイ)」といって四方に描かれています。そして、仏塔の周りはチベット仏教の特徴である「マニ車」で囲まれています。

 

カトマンズの見どころ

 

マニ車の中には経典が少しずつ収められていて、1回転させると経を1回唱えるのと同じ功徳を積めるとされています。現地では僧や巡礼者がマニ車を回しながら右回りに仏塔を歩く様子を終始見ることができます。

 

たまに「仏教とヒンドゥー教が融合している寺院」という紹介文を見ますが、ヒンドゥー教寺院に似ている建物があるだけで、ここはチベット仏教の寺院になります。

 

カトマンズの見どころ

 

また、山程のサルがいるので荷物を取られないように注意してください(^^;) 入場料は200ルピーで、24時間営業です。

 

 

ボダナート

 

 

ネパール最大の仏塔にして、チベット仏教の中心地になっている寺院です。「チベット仏教の中心地はチベットじゃないの?」という疑問が出るかと思いますが、1949年に中国がチベットを併合して以来、自由な信仰の場としてカトマンズやボダナートの位置づけが上がったという感じです。チベットについては「チベット自治区①アクセスと注意点」からご覧ください。

 

■チベット・ラサのポタラ宮
ラサとポタラ宮の見どころ

 

「ボダ」は「ブッダ」が変化した言葉で「仏教」や「ブッダ」を意味し、発音もどちらかというと「ボゥダ」の方が通じます。「ナート」は「神」や「主人」を意味します。カトマンズの中心地からは東に約7km離れていて、オールド・バス・パークから「4番」のバスでアクセス出来ます。

 

■オールド・バス・パーク
 

・5時~20時まで運行
・所要時間:約30分
・料金:25ルピー

 

タクシーの場合、タメル地区からだと所要時間は約30分、料金は約500ルピーです。スワヤンブナートと違って街中にあります。周辺の雰囲気も旅情感たっぷりなので、画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

■地震後(2017年9月撮影)

 

周辺には宿も多く、夜には美しくライトアップされるので、旅行客が多すぎるタメル地区を離れて、こちらで宿泊するのもオススメです。もちろん、こちらも多いですが…(^^;)

 

■地震後(2018年10月撮影)

 

この寺院は実は上から見ると「ある形」になっています。

 

カトマンズの見どころ

 

何の形だと思いますか?これは密教の経典に基づき描かれる「曼荼羅」というもので、チベット、ネパール、そして日本で多く見られるものです。とはいえ特定の図柄はありません。

 

台座は4層になっていて、仏塔は直径27m、高さ36m、ドームの上の尖塔は13層構造です。地震で仏塔の上部に亀裂が入りましたが、修復されて無事元通りになっています(^^)

 

カトマンズの見どころ

 

スワヤンブナートと同じで四方に知恵の目が描かれ、塔の上からはチベット独特の祈祷旗・タルチョーが伸びています。塔の周りにあるくぼみは108個あって、それぞれ小さな仏像が安置され、満月の夜にはろうそくが灯されます。

 

スワヤンブナートと違うのは、まず尖塔の形です。スワヤンブナートが円錐に対し、ボダナートは四角錐になっています。また、ボダナートでは仏塔の台座の下にも近づくことができるので、より仏塔の存在感を感じることができます。

 

カトマンズの見どころ
photo by:Wonderlane

 

信者たちは早朝に訪れ、マニ車を持って右回りで仏塔を108回周るそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ また、東の仏塔の近くでは五体投地をする姿も見ることができます。

 

入場料は、以前は400ルピーだったんですが、地震の復興費用のために値上がりして、今は1000ルピーになっています。

 

 

パシュパティナート

 

 

ネパール最大のヒンドゥー教寺院で「ネパールのバラナシ(インド)」ともいえる場所です。ガンジス川の支流であるバグマティ川沿いに立っていて、死者を川で洗い清めた後、火葬して遺灰を川に流します。

 

インドア大陸の4大シヴァ寺院の1つだそうで、シヴァ神の誕生日を祝う「シヴァラートリー」の日には、ネパールのみならずインドからも巡礼者がやってきます。

 

カトマンズの見どころ

 

現在の寺院が建てられたのは1697年のことですが、この地に最初に寺院が建てられたのは紀元前3世紀というから驚きです(,,゚Д゚) 寺院への入場料は1000ルピーです。ただ、本堂にはヒンドゥー教徒以外は入れません。

 

 

以上になります(^^) 3ページに渡りカトマンズをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。まだ見ていないページがありましたら下記からご覧ください。

 

カトマンズは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「カトマンズ③周辺部の見どころ」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界のすごい墓地や葬儀

「兵馬俑」や「王家の谷」などの遺跡系については「世界のすごい遺跡総特集」を、歴史上の偉人が埋葬されている教会や修道院については「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください(^^)

■ジュリエットの墓(イタリア)

「ロミオとジュリエット」の舞台として有名なヴェローナにあります。詳細は下記からご覧ください。

「ヴェローナ②ロミオとジュリエットゆかりの場所」徹底ガイド

■タージ・マハル(インド)

ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった王妃ムムターズ・マハルのために造った「お墓」です。詳細は下記からご覧ください。

「アーグラ②タージ・マハル」徹底ガイド

■バラナシ(インド)

インド最大の聖地であり、インドを象徴する世界的観光地でもあります。ガンジス川やヒンドゥー教、そしてバラナシの歴史を知った上で行くと一層奥深い旅になります。詳細は下記からご覧ください。

「バラナシ②観光の見どころ」徹底ガイド

■トラジャ族のロンダ(インドネシア)

トラジャ族はスウェラシ島の先住民族で「トンコナン」という伝統住居が有名です。そして、人が亡くなると人形を作って崖に飾る風習があり、その場所をロンダと呼びます。詳細は下記からご覧ください。

「トンコナン」徹底ガイド

■グーリ・アミール廟(ウズベキスタン)

ペルシア語で「王の墓」を意味し、15世紀に広大な土地を支配した「ティムール帝国」を造ったティムールが眠っています。詳細は下記からご覧ください。

「サマルカンド」徹底ガイド

■ガーナの棺桶

ガーナは、まるでパーティーのように賑やかな葬儀が行われることで有名です。特に棺桶が面白くて、動物や魚、コカコーラやスニーカーなど、日本では考えられないデザインになっています。詳細は下記からご覧ください。

「ガーナの棺桶」徹底ガイド

■ダリ美術館(スペイン)

20世紀の巨匠サルバドール・ダリの美術館で、なんとロビー中央の床にダリの棺が埋め込まれています。詳細は下記からご覧ください。

「ダリ美術館」徹底ガイド

■チベットの鳥葬(中国)

鳥葬は「遺体をハゲタカに食べさせることで、死者を天に送り届ける」という風習です。詳細は下記からご覧ください。

「ラルンガル・ゴンパ②鳥葬と頭蓋骨寺院」徹底ガイド

■コロンブス記念灯台(ドミニカ共和国)

1992年に、コロンブスの新大陸発見500周年を記念して造られた建物で、中にはコロンブスの墓があります。詳細は下記からご覧ください。

「コロンブスゆかりの地②観光の見どころ」徹底ガイド

■シュヴァルの理想宮(フランス)

オートリーヴという小さな村に、1人の男性が33年をかけて造り上げた宮殿です。少し離れた場所に自身の墓が造られていて、そちらも必見です。詳細は下記からご覧ください。

「シュヴァルの理想宮」徹底ガイド

■パンテオン(フランス)

ギリシア式の建築物で、最初は教会でしたが後に霊廟として使われるようになりました。「キュリー夫人」「ルソー」「モネ」などフランスの偉人が埋葬されています。詳細は下記からご覧ください。

「パリ④5区~7区の見どころ」徹底ガイド

■アンボワース城(フランス)

130以上の古城が点在する「ロワール渓谷」にある城で、レオナルド・ダ・ヴィンチの墓があります。詳細は下記からご覧ください。

「ロワール渓谷⑤名城アラカルト(3)」徹底ガイド

■母なる祖国像(ロシア)

第2次世界大戦中に起きた「スターリングラード攻防戦」の勝利を記念して造られた像で、周辺には戦死した兵士35000人が埋葬されています。詳細は下記からご覧ください。

「母なる祖国像」徹底ガイド

■レーニン廟(ロシア)

モスクワ中心部の「赤の広場」にあり、防腐処理されたレーニンの本物の遺体がガラスケースに安置されています。毛沢東とホーチミンも同様なので合わせて記載しております。詳細は下記からご覧ください。

「モスクワ④市内中心部の見どころ」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-カトマンズ(約7時間半)
ベストシーズン 10月~5月(乾季)
外務省 海外安全情報 ネパール
ガイドブック ネパールのガイドブック
ビザ ビザ取得が必要
パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上
時差 -3時間15分(サマータイム無し)
チップ ・レストラン:10%程度

・ツアーガイドなど:200~700ルピー

日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるネパール語 ①おはよう。

नमस्ते(ナマステ)

 

②こんにちは。
नमस्ते(ナマステ)

 

③こんばんは。
नमस्ते(ナマステ)

 

④ありがとう。
धन्यवाद(ダンニャバード)

 

⑤さようなら。
नमस्ते(ナマステ)

 

⑥はい・いいえ
हो・होइन(ホ・ホイナ)

電圧とプラグ 220V / BとC型のプラグ

コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 ネパール・ルピー(通貨コード:NPR、記号:Rs)で、補助通貨は「パイサ(P)」(ほとんど使われていない)。1ルピー=100パイサ

 

日本大使館 HP

ネパールの絶景一覧

ネパールの絶景

 

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