名称 |
メルズーガ
(Merzouga) |
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場所 | モロッコ
(Morocco) |
時差 | 夏:-9時間
冬:-8時間 |
時期 | 春と秋
|
メルズーガは、世界一簡単にサハラ砂漠観光が楽しめる場所で、世界中から多くの観光客がやってきます。こちらのページでは砂漠ツアーの内容をご紹介するとともに、なぜモロッコがサハラ観光のメッカになっているのか、サハラの治安を元にご説明します。アクセスや周辺の見どころについては「メルズーガ①」をご覧ください。
■目次
サハラ砂漠は世界最大の砂漠で、その面積は約1000平方km。これはアメリカに匹敵するサイズで、実にアフリカの3分の1を占めますΣ(゚∀゚ノ)ノ
これだけ広いわけですから、本来はサハラ砂漠周辺にある町に行けば、どこからでもアクセスできるはずなんです。しかし、実際には治安の面からなかなかそうは行きません。
ただの世界地図を見る分には「白いところがサハラ砂漠か~ほんとに広いんだな~」という感じですが…
外務省の「海外安全情報」の地図を組み合わせてみると…
■2020年度版
真っ赤です…まっかっかです(T^T) 2011年に「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が起きて以来、北アフリカは一気に治安が悪化して、サハラ砂漠のほとんどのエリアが「レベル3・渡航中止勧告」~「レベル4・退避勧告」になってしまいました。
例えばアルジェリア南部には、タッシリ・ナジェールやタドラート・ルージュのような絶景が広がっているんですが、現在はとても行くことができません。
■タドラート・ルージュ
その中において「レベル1・十分注意」を保っているのがモロッコなんです(*´ω`*) なのでサハラ砂漠を目指す旅人は必然的にモロッコに集まるというわけです。
ちなみにサハラ周辺では、毎年約6万平方kmが砂漠化していると言われています。日本の面積が約38万平方kmですから、わずか6年で日本がまるまる砂漠になってしまう計算です。これは流石に1人1人が真剣に考えていかないといけないですね。
メルズーガやハッシ・ラビアドの宿は、それぞれが砂漠の中にキャンプを持っていて、夕方から1泊2日のツアーに出発します。マラケシュからバスで行く場合は到着が夜になりますので、初日は村の宿で一泊することになります。
翌日は夕方まで時間がありますが、村のすぐ近くには幅5km、全長50km、高さが最大で300mにもなる「シェビ砂丘」があります。
これがメルズーガのスゴさなんです。実はサハラ砂漠は、イメージするような砂丘は全体の2割ほどで、残りは岩砂漠(荒野)です。つまり、サハラ砂漠とはいえ「砂丘はどこにでもあるわけではない」のですが、メルズーガに行けば「村から歩いていける」ということなんです。
キャンプは村の近くに設置されているものと、砂漠の真ん中に設置されているものがあります。また、スタンダード、ラグジュアリー、ワイルドなど複数のプランがありますので旅程や予算に合わせて選んでください。村の近くのキャンプは本当に近いです(^^;) 画面を右に回してみてください。
これだとちょっと…という感じはしますよね(^^;) せっかくここまで来たのなら、砂漠の真ん中のキャンプがオススメです。料金は1泊2日で4千円~2万円という感じです。
夕方になったらラクダに乗って出発です。エアーズロック、ワディ・ラム、月牙泉など、ラクダが似合う場所は世界に様々ありますが、やはり「サハラ砂漠」にかなう場所は無いのではないでしょうか(^^)
写真を撮ったりしながら、ラクダでノンビリ1~2時間進むとキャンプが登場します。キャンプは宿により様々です。
中はしっかりした造りですから安心して休むことができます。水道などは当然ありませんが、最低限の電気はあります。落ち着いたらサンセットを見に行きます。
砂漠なので日が暮れると一気に気温が下がります。夏以外はダウンジャケットを持っていくと安心です。
ディナーではタジン鍋やモロッカンサラダなどモロッコ料理を堪能できます。食後は外に出て、ベルベル人の伝統音楽を楽しみます。
もちろん満天の星空が広がっています。
翌日は、朝日を鑑賞した後にラクダで村へ戻ります。宿に戻ったら朝食があり、シャワーも無料で浴びることができます。
以上になります。誰もが一度は聞いたことがある「サハラ砂漠」を簡単に体験できるメルズーガ。ぜひ行ってみてください(^^) アクセスや周辺の見どころは「メルズーガ①」をご覧ください。
メルズーガは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
メルズーガ
