メルズーガは、世界一簡単にサハラ砂漠観光が楽しめる場所で、世界中から多くの観光客がやってきます。こちらのページでは砂漠ツアーの内容をご紹介するとともに、なぜモロッコがサハラ観光のメッカになっているのか、サハラの治安を元にご説明します。アクセスや周辺の見どころについては「メルズーガ①」をご覧ください(^^)
「メルズーガ②砂漠ツアーとサハラの治安」:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
サハラ砂漠は世界最大の砂漠で、その面積は約1000km²。これはアメリカに匹敵するサイズで、実にアフリカ大陸の3分の1を占めますΣ(゚∀゚ノ)ノ
これだけ広いわけですから本来はサハラ砂漠周辺にある町に行けば、どこからでもアクセスできるはずなんです。しかし、実際には治安の面からなかなかそうは行きません。
ただの世界地図を見る分には「白いところがサハラ砂漠か~ほんとに広いんだな~」という感じですが…
外務省の「海外安全情報」の地図を組み合わせてみると…
真っ赤です…まっかっかです(T^T) 2011年に「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が起きて以来、北アフリカは一気に治安が悪化して、サハラ砂漠のほとんどのエリアが「レベル3・渡航中止勧告」~「レベル4・退避勧告」になってしまいました。
例えばアルジェリア南部には、タッシリ・ナジェールやタドラート・ルージュのような絶景が広がっているんですが、現在はとても行くことができません。
■タドラート・ルージュ
photo by:Cap Djinet
その中において「レベル1・十分注意」を保っているのがモロッコなんです(*´ω`*) なのでサハラ砂漠を目指す旅人は必然的にモロッコに集まるというわけです。
ちなみにサハラ周辺では、毎年約6万km²が砂漠化していると言われています。日本の面積が約38万km²ですから、わずか6年で日本がまるまる砂漠になってしまう計算です。これは流石に1人1人が真剣に考えていかないといけないですね。
メルズーガやハッシ・ラビアドの宿は、それぞれが砂漠の中にキャンプを持っていて、夕方から1泊2日のツアーに出発します。マラケシュからバスで行く場合は到着が夜になりますので、初日は村の宿で一泊することになります。
翌日は夕方まで時間がありますが、村のすぐ近くには幅5km、全長50km、高さが最大で300mにもなる「シェビ砂丘」がありますΣ(゚∀゚ノ)ノ
これがメルズーガのスゴさなんです。実はサハラ砂漠は、イメージするような砂丘は全体の2割ほどで、残りは岩砂漠(荒野)です。つまり、サハラ砂漠とはいえ「砂丘はどこにでもあるわけではない」のですが、メルズーガに行けば「村から歩いていける」ということなんです。
キャンプは村の近くに設置されているものと、砂漠の真ん中に設置されているものがあります。また、スタンダード、ラグジュアリー、ワイルドなど複数のプランがあるので旅程や予算に合わせて選んでください。村の近くのキャンプは本当に近いです(^^;) 画面を右に回してみてください。
これだとちょっと…という感じはしますよね(^^;) せっかくここまで来たのなら、砂漠の真ん中のキャンプがオススメです。料金は1泊2日で4千円~2万円という感じです。
夕方になったらラクダに乗って出発です。エアーズロック、ワディ・ラム、月牙泉など、ラクダが似合う場所は世界に様々ありますが、やはり「サハラ砂漠」にかなう場所は無いのではないでしょうか(^^)
photo by:just_a_cheeseburger
写真を撮ったりしながら、ラクダでノンビリ1~2時間進むとキャンプが登場します。キャンプは宿により様々です。
photo by:jonl1973
中はしっかりした造りですから安心して休むことができます。水道などは当然ありませんが、最低限の電気はあります。落ち着いたらサンセットを見に行きます(,,゚Д゚)
砂漠なので日が暮れると一気に気温が下がります。夏以外はダウンジャケットを持っていくと安心です。
photo by:Dan Lundberg
ディナーではタジン鍋やモロッカンサラダなどモロッコ料理を堪能できます(*´﹃`*) 食後は外に出て、ベルベル人の伝統音楽を楽しみます。
photo by:Valentin Munitsa
砂漠なので夜は素晴らしい星空になります。
翌日は、朝日を鑑賞した後にラクダで村へ戻ります。宿に戻ったら朝食があり、シャワーも無料で浴びることができます。
以上になります。誰もが一度は聞いたことがある「サハラ砂漠」を簡単に体験できるメルズーガ。ぜひ行ってみてください(^^) アクセスや周辺の見どころは「メルズーガ①」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ナブラ渓谷(インド) |
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チベット高原の絶景が広がっている渓谷で、荒涼とした奇岩群、美しい川、白い砂丘など様々なビューポイントがあり、その中でキャメルライドを楽しめます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ギザ(エジプト) |
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ピラミッドの周辺は砂漠が広がっています。ラクダに乗って6つのピラミッドを眺める「ピラミッドパノラマ」は大人気です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ウルルのキャメル・ライド・ツアー(オーストラリア) |
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ラクダに乗ってウルルの絶景を見に行くツアーです。夕方に参加すれば、カタジュタに沈む美しい夕日も見ることが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ブルームのケーブルビーチ(オーストラリア) |
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ブルームは「月への階段」で有名な場所で、ビーチではキャメルライドを楽しむことができます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■サラーラ(オマーン) |
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オマーン南部の観光拠点で、周辺の「乳香の道」や「マグセイル・ビーチ」で多くのラクダを見ることが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■アルシェイのゲルタ(チャド) |
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サハラ砂漠の国・チャドにある秘境中の秘境で、貴重な湧き水を求めて、キャラバンの無数のラクダがやってきます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■鳴砂山と月牙泉(中国) |
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甘粛省にあるオアシスで、シルクロードの雰囲気を体感できる場所として人気です。ラクダにも乗れるので「月の砂漠をはるばると…」という世界になりますが、多すぎてテーマパーク状態でもあります(^^;) 詳細は下記からご覧ください。 | |
■デラワールフォート(パキスタン) |
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パキスタンで最も有名な大要塞で、砂漠の中に現れる美しい曲線の砦が世界的に有名です。とても広いので観光用のラクダに乗ってみるのもオススメです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ワディ・ラム(ヨルダン) |
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ヨルダンの人気観光地で、砂漠の中にそびえ立つダイナミックな岩山を舞台にしたキャンプツアーが大人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な動物スポットがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい動物スポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい162ヶ所を18のテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-イスタンブール(約12時間)
・イスタンブール-マラケシュ(約5時間半) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 モロッコ |
ガイドブック | モロッコのガイドブック |
ビザ | 90日以内の滞在はビザ不要 |
パスポート残存期間 | 入国時3ヶ月以上。未使用査証欄1ページ以上 |
時差 | 夏:-9時間/冬:-8時間 |
チップ | ポーターに10ディルハム×宿泊数程度 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるアラビア語 | ①おはよう。
サバーフ ルハイル
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 110Vと220V |
通貨 | ディルハム(通貨コード:MAD、記号:DH)で、補助通貨は「サンチーム(C)」。1ディルハム=100サンチーム。
|
日本大使館 | ・HP |
モロッコの絶景一覧 |
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