ダナキル砂漠ツアーは、「ナメック星」と称される「ダロール火山」と、溶岩を間近で見ることが出来る「エルタ・アレ火山」をハイライトとして、浮遊湖などの塩湖や塩の採掘場などを合わせて周ります(^^)
「世界一過酷なツアー」と称されますが、唯一無二の体験が出来る素晴らしい場所です。エチオピア観光の強い味方「ETT」や、旅人を惑わすエチオピアン・タイムについては「ラリベラ:徹底ガイド」をご覧ください。
「ダナキル砂漠」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:メケレ
1-2:アジスアベバ
2・メケレへのアクセス
2-1:飛行機で行く
2-2:バスで行く
3・ダナキル砂漠ツアー
3-1:概要
3-2:必要な持ち物
3-3:1日目
3-4:2日目
3-5:3日目&4日目
4・世界の登れる火山
5・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
photo by:MarcD
メケレは13世紀に建設された街で、19世紀末にはエチオピア帝国の首都が置かれました。現在はティグレ州の州都になっています。人口は約32万人。
最寄りの空港はメケレのアルア・アバ・ネガ空港(MQX)。国内の2都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
拠点の街はアジスアベバ。エチオピアの首都で、名前には「新しい花」という意味があります。アフリカ連合の本部などが置かれていて「アフリカの政治的な首都」とも呼ばれています。人口は約330万人。
最寄りの空港はアジスアベバのボレ国際空港。国内外合わせて120以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動などは「ラリベラ:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はブル(通貨コード:ETB、記号:Br)で、補助通貨は「サンチーム(C)」。1ブル=100サンチームで、本日のレートはこちら。
メケレの町から東に約11km離れた場所に空港があります。アジスアベバからメケレは約780km離れていて、これは日本だと東京から山口県までの直線距離に相当するので、飛行機も選択肢に入れて良いと思います。ちなみに、エチオピア航空で入国した人は国内の全ての路線が半額になります(^^)
アジスアベバの長距離バスターミナルは「マスカルスクエア」という場所にあります。「スカイバス」と「サラムバス」が有名ですが、必ずしもそれでなくて大丈夫です。所要時間は約14時間、料金は片道約500ブルです。
バスチケットは前日までに購入するのが望ましいです。定番の購入場所としては「Taitu ホテル」があります。
■Taitu ホテル
・赤:メケレ
・緑:ダロール火山
・青:エルタ・アレ火山
ツアーは2泊3日と3泊4日がありますが、3泊4日に参加する人が多いようです。ダロール火山から行くか、エルタ・アレ火山から行くかは、そのときによって変わってきます。特に希望がある人は申込時に確認してください。
いずれにせよ簡単に行ける場所ではないですから、ぜひ時間と予算を確保して3泊4日で参加してみてください。料金は350ドルが目安で、そこにメケレへのバスなどをつけることで変わってきます。
ベストシーズンは1年間で最も気温が下がる11月~2月です。ただ、それでも日中は40度を超えてきます(^^;) しかし夏は50度を超える場所なので、10度低いのは大きいですね。
・ウェットティッシュ
・サンダル
・サングラス&帽子
・水着
・上着(夜用)
・懐中電灯やヘッドライト
・日焼け止め
・マスクなど口を覆うもの
・SIMカード(一応ネットが使える場所があります)
基本的なものは全てツアーに含まれているので、荷物はこんなところで大丈夫です。「世界一過酷なツアー」とも呼ばれていますから、むしろ少ないほうが良いです(^^)
ツアーは9時頃にスタートします。宿に迎えが来るので安心です。車はランドクルーザーなはずです。フォトスポットによったり昼食を食べたりして、12時頃には宿泊場所に到着します。宿泊は有名な「ミリオン・スター・ホテル」です。
写真に木のベッドの骨組みのようなものが写っていますよね。ここで寝ます。要は野宿ですΣ(・∀・;) なので羽織るものを1枚持っていってください。落ち着いたら、まずは浮遊湖へ行きます。
浮遊湖というと死海が有名ですが、実は世界にはちらほらあります。入る場合は水着が必要なので、初日に行くことが分かっている場合は最初から水着でも良いと思います(^^)
そして、アフリカのウユニ塩湖と言われる「アサレ塩湖」へ。
絶景ですね(*´∀`*)
夜の気温は季節によりますが、夏だと夜でも40度に達するそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ
2日目にはハイライトのダロール火山に到着します。
硫黄成分を含むお湯が塩分の多い大地に流れることで、世にも奇妙な光景が生まれています(,,゚Д゚)
画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
確かに地球ではないですね(^^;) その後、塩の山や採掘場を見学します。
ラクダがいっぱいです(*´ω`*)
3日目はエルタ・アレ山に登ります。溶岩を見るのがハイライトなので日中は移動と食事で終わり、19時頃から登山開始になります。ただ、道がガタガタなので車に乗っているだけで疲れてしまいます(^^;)
高低差が約500mで、歩く距離は約10km、所要時間は約4時間になります。気温は25~30度が通常ですが、夏だと上記のとおり40度に達するので注意してください。水が支給されるので、無理をせず自分のペースでゆっくり進んでください。そして溶岩の登場です。
スゴいですねΣ(゚∀゚ノ)ノ トルクメニスタンの「地獄の門」こと「ダルヴァザ・ガスクレーター」よりさらに地獄な感じがします。暗い中を進むのでヘッドライトがあると一番良いです。火口からは煙が流れてくるのでマスクを忘れないようにしてください。マスクが無ければスカーフのようなもので代用しても大丈夫です。
溶岩を見学したら近くのキャンプサイトで野宿して、翌日朝日を見て下山します。メケレに戻るのは4日目の夕方頃。ぜひ、エアコンの効いた部屋でシャワーを浴びてグッスリ休んでください。
以上になります。エチオピアが誇る絶景「ダロール火山」と「エルタ・アレ火山」を見られるダナキル砂漠ツアー。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ハレマウマウ・クレーター(アメリカ) |
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世界遺産に登録されている「ハワイ火山国立公園」のハイライトです。以前は赤く輝く溶岩が見られたのですが、2018年に噴火が起こって地形が変わり見られなくなってしまいました。詳細は下記からご覧ください。 | |
■イジェン火山(インドネシア) |
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近年SNSを通して一気に有名になった場所で、火口から噴出する硫黄ガスによる青い炎を求めて多くの観光客が訪れます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■サンタアナ火山(エルサルバドル) |
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エメラルドグリーンの美しい火口湖を持つ活火山で、比較的簡単に登頂できるので観光客に人気があります。詳細は下記からご覧ください。 | |
■パカヤ火山(グアテマラ) |
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中米で最も活発な火山の1つで、山頂付近を流れる溶岩でマシュマロを焼いて食べるツアーが大人気です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ニーラゴンゴ火山(コンゴ民主共和国) |
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世界で最も活発な火山の1つで、2021年にも大規模な噴火が起こっています。登山は完全にツアー参加になり、レンジャー同行で行われます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ボルカン・マサヤ(ニカラグア) |
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頂上まで車で行けるため、赤く美しい溶岩を簡単に見ることが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ヤスール火山(バヌアツ) |
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世界で一番火口に近づける火山と言われていて、バヌアツで最も有名な観光地です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な山がたくさんあります。興味のある方は「世界の『旅行で行けるスゴい山』総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にスゴい74ヶ所を6つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-ドバイ(約11時間)
・ドバイ-アジスアベバ(約4時間) |
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ベストシーズン | 11月~2月 |
外務省 | 海外安全情報 エチオピア |
ガイドブック | 東アフリカのガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | 申請時6ヶ月以上 |
時差 | -6時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるアムハラ語 | ①おはよう。
男:ウンデムン アッダルク
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | ブル(通貨コード:ETB、記号:Br)で、補助通貨は「サンチーム(C)」。1ブル=100サンチーム。
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日本大使館 | ・HP |
エチオピアの絶景一覧 |
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