ルクソールの見どころ

 

ルクソールは、巨大な神殿や葬祭殿、そして王家の谷などが集まるエジプト観光のハイライトです。東と西で大きく分かれるので丸2日は必要な場所です。当サイトでは4ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「ルクソール④西岸の見どころ」になります(^^)

 

 

「ルクソール④西岸の見どころ」:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

ルクソールの見どころ一覧

 

ルクソールには多くの見どころがありますが、ここは外せないという6ヶ所を厳選しました。当ページでは赤のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。

 

古代エジプトにおいては、ナイル川の西側の砂漠が「太陽が沈む方向」=「あの世」と考えられていたので、ピラミッドや葬祭殿など「死」にまつわる建物はナイル川の西に建てられていて、神殿などは東に建てられています。

 

レンタルサイクルもあるので自転車で周ることは出来ますが、日中は非常に暑いので水分補給を忘れないようにしてください。帽子とサングラスは必携です。川を渡るフェリーとルクソールパスについては「ルクソール③王家の谷」をご覧ください。

 

 

メムノンの巨像

 

 

一対のアメンホテプ3世の座像で、西岸に渡り最初に見られる遺跡です。元々は後ろに葬祭殿があったのですが、後の王達が石材として使ってしまい、高さ17.9mもの巨像がポツンと佇む不思議な空間になりました(^^;)

 

 

紀元前27年に起きた地震で右の像にヒビが入り、その隙間から音が鳴るようになりました。これがギリシャ神話に登場するメムノンの話と結びつき「メムノンの巨像」と名付けられました。

ルクソールの見どころ

 

■メムノンの伝説
~曙(あけぼの)の女神エオスは、トロイ戦争で死んだ息子のメムノンを嘆き、毎日神にメムノンが生き返るように祈りを捧げていた。するとあるとき、朝日を浴びたメムノンがうめき声をあげた。以降、毎朝メムノンに朝日をあてると、メムノンはうめき声で母にこたえた。~

 

その後、西暦199年に修復されたので音はしなくなっています。しかし、紀元前14世紀に造られた像が紀元前1世紀にヒビが入り、2世紀末に修復されて今も観光スポットになっているというスケールがエジプトならではですね(^^) 入場料などはありません。

 

 

ラムセス3世葬祭殿

 

 

ルクソール西岸で最も保存状態が良い葬祭殿です。ラムセス3世は紀元前13世紀頃の王で、「大きな権力を保持できた最後の王」と言われているため敷地は広大です(,,゚Д゚) 入場料は40ポンド。

 

ルクソールの見どころ
photo by:Steve F-E-Cameron

 

まずは高さ22m・幅63mの第一塔門が現れます。敵を討つラムセス3世の巨大なレリーフが見事に残っています。

 

ルクソールの見どころ

 

門をくぐると第一中庭があり、右には彫像が、左には列柱が並びます。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。

 

 

さらに門をくぐると、天井部には色鮮やかな壁画が残っています。とても3300年前に描かれたものとは思えませんΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

 

そして、ハイライトは最後の門です。ここは色鮮やかなレリーフに列柱も組み合わさっているので非常に見応えがあります(,,゚Д゚)

 

 

 

ハトシェプスト女王葬祭殿

 

 

ハトシェプスト女王は古代エジプト唯一の女性ファラオで、紀元前15世紀頃に平和重視の政治を行って国を繁栄させました。入場料は140ポンド。

 

 

後ろには巨大な岩山があり、葬祭殿を守っているかのようです。女性ファラオによるものだからか、エジプトの葬祭殿というよりはギリシャ神殿のような優美さがあります。

 

 

3階建てになっていて、こちらは2階のテラスです。三方を山に囲まれていて、葬祭殿や神殿を造るにはうってつけのロケーションだということが分かります。

 

岩山の後ろには王家の谷がありまして、車で迂回するのが一般的ですが、岩山を登って行くことも出来ます。こちらが上から見た葬祭殿です(,,゚Д゚)

 

ルクソールの見どころ

 

逆方向を見ると王家の谷があります。普通に歩いて約1時間ですが、暑いので水分補給をこまめにしてください。

 

ルクソールの見どころ

 

ハトシェプスト女王葬祭殿では1997年にルクソール事件と呼ばれるテロ事件が発生し、日本人観光客を含む多くの人々が亡くなりました。事件後、治安担当の内務大臣が更迭され、エジプトでの大規模なテロ事件は少なくなっていきました。とにかく恐ろしいことですから、国をあげて防いでほしいものです。

 

 

以上になります。4ページに渡りルクソールをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。まだ見ていないページがありましたら下記からご覧ください。

 

ルクソールは日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。

「ルクソール④西岸の見どころ」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

アフリカのすごい遺跡

■アブシンベル神殿(エジプト)

エジプトが誇る石窟神殿で、ラムセス2世という強大な力を持つ王によって造られました。内部には素晴らしいレリーフが残されています。詳細は下記からご覧ください。

「アブシンベル神殿」徹底ガイド

■ギザ(エジプト)

世界一有名な古代遺跡の1つで未だに多くの謎が残されています。詳細は下記からご覧ください。

「ギザ③三大ピラミッドの内部」徹底ガイド

■サッカラ(エジプト)

今も次々に新しい遺跡が発見されている「古代エジプトの巨大墓地」です。詳細は下記からご覧ください。

「サッカラ」徹底ガイド

■ダハシュール(エジプト)

ギザから南に約30km離れた場所にあるネクロポリスで、クフ王の父であるスネフェル王が残した壮大な2つのピラミッドが有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ダハシュール」徹底ガイド

■ラリベラの岩窟教会群(エチオピア)

巨大な岩をくり抜いて造られた教会群で、地面に突如現れる十字の教会があまりにも有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ラリベラ」徹底ガイド

■メロエ(スーダン)

古代メロエ王国が築き上げたピラミッド群の1つで、エジプトのピラミッドよりも小ぶりなのが特徴です。詳細は下記からご覧ください。

「スーダン②メロエのピラミッド」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-カイロ(約13時間半)

・カイロ-ルクソール(約1時間)

ベストシーズン 10月~3月(冬季)
外務省 海外安全情報 エジプト
ガイドブック エジプトのガイドブック
ビザ ビザ取得が必要
パスポート残存期間 申請時6ヶ月以上
時差 -7時間(サマータイム無し)
チップ 不要だが、バクシーシ(積極的な喜捨)を求められるので注意。いらないサービスは明確に断ること。
日本への電話 010(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
010+81+3+9999-9999

現地で使えるアラビア語 ①おはよう。

サバーフ ルハイル

 

②こんにちは。
アッサラーム・アライクム
マルハバン(午前中)
マサーウルハイリ(午後)

 

③こんばんは。
マサーウルハイリ

 

④ありがとう。
シュクラン

 

⑤さようなら。
マアッサラーマ

 

⑥はい・いいえ
ナアム・ラー

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 ポンド(通貨コード:EGP、記号:E£)で、補助通貨は「ピアストル(Pt)」。1ポンド=100ピアストル。

 

日本大使館 HP

エジプトの絶景一覧

エジプトの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

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