エンジェルフォールは、広大なギアナ高地の中にある世界最大落差の滝です。2泊3日のツアーでセスナやボートを使ってアクセスします。こちらのページではギアナ高地の概要や、ツアー初日に訪れるカナイマ村までをご紹介します。ツアー2日目以降の滝へのアクセスについては「エンジェルフォール②」をご覧ください(^^)
また、ベネズエラは経済や治安が非常に不安定な国です。渡航の際は必ず最新の情報を確認してください。
「エンジェルフォール①カナイマまでのアクセス」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:カラカス
1-2:プエルト・オルドス
1-3:シウダーボリーバル
2・ギアナ高地の概要
3・エンジェルフォールへのアクセス
4・ツアー1日目
5・世界の秘境の人里
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
カラカスはベネズエラの首都であり同国最大の都市です。赤道付近ですが標高約1000mに位置するため過ごしやすい気候になっています。1567年にスペイン人が建設し、町の名前は先住民のカラカス族からきています。人口は約518万人。
最寄りの空港はカラカスの「シモン・ボリバル空港」(CCS)。国内外合わせて約20都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
photo by:Juan Carlos Muñoz Duerto
プエルト・オルドスは、正式には隣接する「サンフェリックス」の町と合わせて「シウダー・ギアナ」といいますが、どちらの町もその名前は使っていません。プエルト・オルドスは治安が結構良いですが、サンフェリックスは悪くなるので注意してください。エンジェルフォールへのツアーは数多く催行されています。人口は合わせて約130万人です。
最寄りの空港はプエルト・オルドスの「マニエル・カルロス・ピア・グワジャナ空港」(PZO)。国内の3都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
シウダーボリーバルはボリバル州の州都で、こちらからもエンジェルフォールのツアーが多く催行されています。治安はカラカスに比べればマシですが油断しないようにしてください。サンタエレナとバスでつながっていて「ロライマ山トレッキング」からの「エンジェルフォールツアー」(またはその逆)というメジャーなルートになります。人口は約30万人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨は2021年8月から「100万ボリバル・ソベラノが1ボリバル・デジタル」となりました。「1万ボリバル・ソベラノ以上の紙幣」は「補助通貨」として引き続き使用できるようです。ハイパーインフレに加えて闇レートもあるので、渡航の際は必ず最新情報を確認してください。本日のレートはこちら。
ギアナ高地は赤線で囲まれている部分で、アーサー・コナン・ドイルの小説「失われた世界(ロストワールド)」の舞台として世界的に有名です。エリアは広大で、コロンビア、ベネズエラ、ブラジル、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナの6か国にまたがっています。☆がトレッキングの舞台となるロライマ山で、青線で囲んだ部分がエンジェルフォールがあるカナイマ国立公園です。
一帯は20~14億年前に堆積した砂岩や珪岩からできていて、16億年前に隆起したあと浸食されていき、高さ1000~3000mの「テプイ」と呼ばれるテーブルマウンテンが形成されました。これは6億年前からほとんど姿を変えていませんΣ(゚∀゚ノ)ノ 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
絶景ですね(,,゚Д゚) テプイは現在100以上も確認されていて、それぞれが外界と隔離された太古の姿を今に伝えています。
ギアナ高地観光は一般的に「エンジェルフォール」と「ロライマ山トレッキング」になりますが、なにせ広大なので知られざる秘境がまだまだあります。その1つとして「サリサリニャーマ」というテプイには、8つの巨大な陥没穴が確認されていますΣ(・∀・;)
■サリサリニャーマ
エンジェルフォール(黄)は「アウヤンテプイ」というギアナ高地最大のテプイから流れ落ちています。アクセスはツアーになり、シウダーボリーバル(青)かプエルト・オルダス(緑)からセスナで「カナイマ」(紫)という村に向かい、そこから1泊2日で滝のふもとまでをボートと歩きで往復します。
カナイマでも1泊するので2泊3日のツアーと思ってください。そこに遊覧飛行を含めることもできますが、遊覧飛行は天候に大きく影響されるのと、最少催行人数があるので必ずできるわけではありません。
こちらではシウダーボリーバル発のツアーをご紹介します。シウダーボリーバルの空港には旅行会社が並んでいるので、事前に予約していなくても大丈夫です。ツアーの値段は雨季だと2泊3日で150~200ドル。乾季だと300~400ドルです。
出発は午前中になるので、シウダーボリーバルに着くのが午後であれば翌日発になります。セスナに乗って少し時間が経つと眼下には壮大な景色が広がります(,,゚Д゚)
そして20分ほどすると、テーブルマウンテンが見えてきます(^^)
ちょっと大きめの滝が見えてきたら、カナイマの村に到着です。
到着したら宿へ行きます。部屋は割り振られます。
ここで人数調整が入ります。というのは、ここからエンジェルフォールまでボートと徒歩で約4時間かかります。川の中州のキャンプ施設で一泊するのですが、寝床(ハンモック)に限りがあるので一度に行ける定員があります (12人~14人)。
■部屋の様子
シウダーボリーバルとプエルトオルドスから何人もツアー客が来るので、カナイマの村で最終的な定員を調整します。なので「前日から待機しているグループに組み込まれる」場合、カナイマについて1時間くらいですぐ出発することになります。そこで漏れると翌日出発になります。
■宿の周辺
このページでは後日出発の流れでご紹介します。「カナイマ村での1日」と「滝への1泊2日」の順番が変わるだけで、内容に変わりはありません。カナイマで過ごす1日は基本的に自由時間ですが、なにせ秘境中の秘境といえる村なので、なんやかんや見どころがあります。
天候ばかりは運になりますが、雨季と乾季で大きく分かれているので、1日の違いは大差ありません(^^)
村のすぐ近くにあるので歩いて行けます。厳密には「カラオ川の途中にある、湖のようになっている場所」のようです。周辺のジャングルから、紅茶の成分でもある「タンニン」という物質が膨大に流れ出ているので、水は澄んでいますが茶色になっています。小さなビーチもありますし、湖畔のホテルでは絶景を一望しながら過ごせます(,,゚Д゚)
カッコいいデザインで見応えがあります。中に入ったりはできません。
壁には多分「遠足」の様子が描いてあるのですが、描かれているのはもちろんエンジェルフォール。スゴイところで育つ子供もいたもんです(^^;)
以上になります。続きまして「エンジェルフォール②」をご覧ください。
島や諸島については「世界のすごい島&諸島総特集」をご覧ください。また「先住民族と触れ合える場所」については「ヒンバ族:徹底ガイド」のページなどに一覧を載せております。
■ハバスパイ(アメリカ) |
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先住民のハバスパイ族が暮らす地域で、グランドキャニオンのサウスリムから西に約55km離れた場所にあります。美しい滝が複数流れる様子は、まさにアメリカンインディアンの聖地という感じです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ムザブの谷とガルダイア(アルジェリア) |
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ムザブの谷は「アルジェリアの砂漠地帯に突如現れる5つの町の総称」で、その中心都市がガルダイアです。イスラム教徒以外はガイドを付けないと入ることすら出来ません。詳細は下記からご覧ください。 | |
■サン・イシドロ村(アルゼンチン) |
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そもそも秘境の「ウマウアカ渓谷」の中でトップクラスの秘境です。ウマウアカの町からバスで3時間かけて「イルーシャ村」へ行き、そこから3時間歩いてたどり着きます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ラダック(インド) |
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かつて存在した「ラダック王国」の首都だった場所で、秘境中の秘境として旅人に人気があります。インドに属してはいますが完全にチベット文化圏なので、人々も大半がチベット民族です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■アチェンガルゴンパ(中国) |
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四川省の奥地にある別天地で女性しか入ることはできません。現在は中国政府によって破壊が進んでしまっています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■中洞組(中国) |
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貴州省にあるミャオ族の村で、巨大な洞窟の中に約80人が暮らしています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ラサ(中国) |
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チベット自治区の中心地で、鉄道の完成によって様変わりしてしまいましたが、それでも中国とは全く異なるルールが敷かれていて、十分に秘境といえる場所だと思います。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ラルンガル・ゴンパ(中国) |
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四川省の奥地にある仏教学院で、真っ赤な建物が敷き詰められた様子は世界一の奇景といっても過言ではありません。詳細は下記からご覧ください。 | |
■カリマバード(パキスタン) |
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一般的には「フンザ」の名前で知られていて、昔から旅人の間で「ナウシカの風の谷のよう」と言われています。「桃源郷」と称されるほど美しい土地で、日本とも縁があります。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ダリエン国立公園(パナマ) |
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photo by:gailhampshire |
1980年代に「パンアメリカハイウェイ」という幹線道路の建設が中断されたため「政府の目が行き届かない地域」になり、中米屈指の秘境となっていきました。エンベラ族などが今も暮らしています。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な街や村がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい街や村総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい151ヶ所を9つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-ヒューストン(約12時間)
・ヒューストン-ハバナ(約3時間半) |
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ベストシーズン | 12月~4月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 ベネズエラ |
ガイドブック | ベネズエラのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光は不要 |
パスポート残存期間 | ・6ヶ月以上
・未使用査証欄見開き2ページ以上 |
時差 | -13時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 110V |
通貨 | 2021年8月のデノミで「100万ボリバル・ソベラノが1ボリバル・デジタル」となる。常に最新情報の確認が必要。
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日本大使館 | ・HP |
ベネズエラの絶景一覧 |
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