名称 |
アレキパ
(Arequipa) |
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場所 | ペルー・アレキパ県
(Departamento de Ica) |
時差 | 14時間 |
時期 | 4月~11月(乾季) |
標高5822mのミスティ山に見守られる古都「アレキパ」。
「白い町」「スイーツの町」として有名で、コンドルが舞う「カニョン・デル・コルカ」や、アンデスの人々にふれられる町「チバイ」などの拠点となります。
それではご紹介していきます。
■目次
☆拠点の町・最寄り空港・就航路線
☆アクセス
☆街の見どころ
☆カニョン・デル・コルカ
☆アレキパの料理
☆備考
人口は90万人を超えるペルー第2の都市です。リマから南に約1000km、標高は約2300m。周辺でとれる「sillar(シジャール)」という白い火山岩で建物が作られているために「白い街」と呼ばれています。
最寄りの空港はアレキパ空港 (AQP)。国内外合わせて9都市に就航しています。就航路線を知りたい方はこちらからどうぞ。
宿はこちらからチェックしてみてください。(地図に値段が表示されてない場合、少し動かしてみてください)
■アレキパ


アレキパは、ナスカかプーノからバスで訪れます。上の地図はアレキパのバスターミナルの場所で、市内までは5kmくらい離れているのでタクシーかバスを使います。
バスは「Goteneche」「Baño-Zoologico」という行き先が書かれたバスがアルマス広場まで向かいます。乗り場はバスターミナルの向かいにありますので、ターミナルのスタッフに聞くと分かると思います。
ただ普通の市バスなので、スペイン語のやりとりや、ペルー自体に慣れていないと、なかなかハードルが高いので、タクシーで良いと思います。夜行バスは疲れますし。
乗り場はこちらになります。
■ナスカのバスターミナル
ナスカからアレキパは夜行バスで行くのが一般的です。所要時間は約10時間。
ナスカ発は夜10時で、到着が朝8時頃になります。料金は20USドル前後と思っておけば大丈夫です。
■プーノのバスターミナル
プーノからアレキパは約6時間。早朝、日中、夕方、夜行バスと、色々な時間に出発しています。
中でも「4M EXPRESS」というツアーバスがありますので、そちらをご紹介します。
「4M EXPRESS」の公式HP
- プーノ発:6:30
- アレキパ着:12:00
- プーノのホテルでピックアップ
- アレキパの自分のホテルで下ろしてくれる
- ブランケット、水、付き
- 車内トイレ付き
- フォトストップ
- 軽食休憩(料金込み)
- 料金は35USドル
- 途中で乗り換えが必要
このバスはまず、後述する「カニョン・デル・コルカ」という、コンドルが舞う谷に向かうツアーバスとしてプーノを出ます。
そして、軽食休憩を取る場所に、カニョン・デル・コルカから帰ってきた人たちのバスがやってきます。
その人達の中で、アレキパに向かう人達が合流し、その後アレキパに向かう、という流れになります。
移動自体が観光になるのと、お昼にはアレキパに付きますので、その1日をとても有意義に使えるのでオススメです。
また、ペルーのバスは、こちらでネット予約するのが便利ですので、ぜひ使ってみてください。

1580年から1970年まで修道生活が営まれてきた修道院です。「修道生活が営まれてきた」というのは「外界との接触が絶たれてきた」ということだそうです。
それゆえ内部は、「町に出なくても成立する」ようになっているので、それ自体が「1つの町のよう」と言われるほど広いです。いくつもの中庭や礼拝堂、宿舎などがあり、様々な美術品や、当時使用されていたものなどが展示されていて、見ごたえは充分。
パッと見終わる場所ではないので2時間ほどみておくと良いと思います。

「ファニータ」という「少女のミイラ」が有名な博物館です。
症状の1995年、アレキパ北部にある標高6000m以上の「アンパト山」の頂上付近で、一体のミイラが発見されました。約500年前のミイラで、火山の噴火を鎮めるために生贄として捧げられた子どものミイラということです。非常に保存状態がよく「Juanita(ファニータ)」と名付けられ、低温保存されています。
ただ、こちらの博物館は、そもそも照明が非常に暗く、ミイラの安置室は特別暗くなっていて、ライトを使わないと何も見えないという状態です。さらにファニータのケースには霜がびっしりついていて、非常に見づらくなっています。もちろん撮影は禁止です。
そこでレプリカが展示されている博物館も、一応ご紹介しておきます。
聖マリアカトリック大学ヤンケ博物館

カニョン・デル・コルカ観光の拠点の1つである「ヤンケ村」に、「聖マリアカトリック大学ヤンケ博物館」というのがあります。ここでは、ファニータのレプリカ、発見された当時の様子などを見ることができます。

アレキパを訪れる人が、ほぼ全て参加するツアーが、「カニョン・デル・コルカ」へのツアーです。「カニョン」は英語でいうと「キャニオン」。「谷」ということです。なので、「コルカ谷」ということになります。
写真のように雄大な谷ですが、この谷を唯一無二のものとしているのがコンドルです。
アンデスコンドルという種類で、翼を広げると3mにもなります。そのコンドルが雄大に舞う姿は、名曲「コンドルは飛んでゆく」の世界観そのものであり、「南米に来たんだ~」という実感を与えてくれます♪
こちらの動画が、とても雰囲気が伝わってきますので、ぜひご覧ください。そして、この動画の何倍も感動します。
午前2~3時に宿に迎えが来ます。暗いし寒い上ので、防寒対策をしっかりしてください。また、途中には標高4800m以上の地点を通過します。一度そこで泊まって写真を撮ったりするのですが、寒いだけでなく空気も薄いので、高山病に弱い方はくれぐれも注意してください。
道中は絶景が続きます。また、「ビクーニャ」という希少動物の群れも見ることができます。
「ビクーニャ」は英語では「ビキューナ」と発音しまして、その革は服飾の世界では超高級素材として扱われ、ビキューナ仕立てのスーツなどは、一着で500万円することもあるそうです(^^;)
ビクーニャがいる辺りは、標高4000mを楽に超える場所で、周辺の湖には夏でも氷が張っていたりします。
道の途中にはお土産を買うエリアがあり、素晴らしい絶景の前に、アンデスの民族衣装を着た方々が並んでいて、「ザ・アンデス」という空間になっています。
そして「チバイ」という町に立ち寄り、踊りを見たり、一緒に写真を撮ったり、お土産を買ったりします。
その後、8時頃になってカニョン・デル・コルカに到着。アレキパからは5~6時間くらいです。
コンドルはたくさん飛んでいて、よっぽどのことが無い限りは、少し待っていれば近くに寄ってきてくれます。
時間もたっぷりとられているので、焦ること無くノンビリとコンドルを満喫できます♪
そして、帰りもチバイに寄ります。
民族衣装を身にまとった子供たちは非常に可愛らしく、1ソル払うと写真を撮らせてくれます。
最終的にアレキパに戻るのは夕方の5時頃です。
1泊2日と2泊3日は、普通の速さで周るか、ゆっくり周るかの違いで、訪れる場所は同じだそうです(^^;)
日帰りツアーでは訪れない場所として、「ユーラ」という温泉の町があります。
■ユーラ
温泉には4つの浴場があり、効能の強さによって入浴料の値段が分かれています。一番強いお湯は、子どもは入浴禁止、大人も1時間以上はダメという制限があります。リウマチや関節炎などに効果があると言われています。
日本の温泉と違い混浴で水着着用です。お湯の温度は30度くらいなので、温泉というよりは温水プールです。肌にシュワシュワとした気泡が当たり、サイダーのお湯につかっているよう。このお湯を利用した炭酸飲料もあります。
■アレキパの料理
南米の旅は非常に楽しいですが、各土地の気候が違いすぎて、知らず知らずのうちに体力的にも精神的にもかなりのエネルギーを使っていると思います。標高も高いですし。
ですので、アレキパでは、久々に「美味しい~」と思う料理を口にして、体力の回復をはかるのも良いと思います♪いくつか代表的な料理をご紹介します。
アレキパを代表する料理で
川エビ、ジャガイモ、トウモロコシ、
カボチャ、チーズ、卵などが入った、
栄養たっぷりのスープです。
大きなトウガラシの肉詰めです。
辛いのが苦手な人も
食べられる味に仕上がっています。
ジャガイモの重ね焼きです。
ホクホクとした素朴な味わいが
疲れた体に染み渡ります♪
豚の丸焼きです。
レチョンと言えば
フィリピンでも有名ですよね。
チーズとトウモロコシ、
タマネギをレモンとトウガラシで
あえた料理です。
トウモロコシの発酵酒で、
微炭酸のビールという感じ。
アルコール度数は低いので
酒が苦手な方でも飲めると思います。
いかがでしたでしょうか。とても気持ちの良い街なので、ぜひ楽しんでください♪

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