名称 |
セハール湖
(Laguna Cejar) |
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場所 | アタカマ砂漠
(Atacama Desert) |
時差 | 12時間 |
時期 | 11月~4月(乾季) |
セハール湖は、まだほとんど知られていませんが、中東の死海と同じく「浮遊体験」が出来る湖です♪
世界的観光地として有名な「ウユニ塩湖」と同じ「アルティプラノ」という大平原に位置します。この大平原は塩分をはじめとしたミネラルを大量に含むのが特徴で、他にも様々な美しい塩湖があります。
このページでは、知る人ぞ知る絶景「セハール湖」の魅力をご紹介します♪
アタカマ砂漠の他の見どころについては「アタカマ砂漠②~驚きの谷と塩湖と温泉」をご覧ください。
■目次
サン・ペドロ・アタカマは標高2400mに位置するアンデス高地の小さな町です。サンティアゴからは北に1600km。人口は約5000人。チリで最も古い町の1つで、1時間もあれば十分に散策できます。アタカマ砂漠は町から西に19kmに位置します。
標高が高く乾燥しているため、昼夜の気温差が大きく、服装に注意が必要です。治安などは全く問題ありません。
町の見どころとしては考古学博物館があります。この一帯で発見された30万点に及ぶ資料が展示されています。そして原住民「アタカメーニョ族」の昔の生活も見ることが出来ます。最も有名なのは、ミス・チリと呼ばれる少女のミイラです。
興味のある方は「Museo Arqueologico San Pedro Atacama」で画像検索してみてください。
最寄りの空港はカラマ空港 (CJC)。国内7都市に就航しています。就航路線を知りたい方は、こちらからご覧ください。
宿はこちらです。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
サン・ペドロ・アタカマ
アタカマ砂漠はチリだけではなく、ボリビア、アルゼンチンからも訪れることができます。
空路
サンティアゴからカラマまで1日5便が運行しています。所要時間は約2時間。
飛行機から見る景色は、アンデス山脈の雄大な風景が広がりオススメです。カラマ空港からサン・ペドロ・アタカマまでは空港シャトルバスが出ていて、とても便利です。料金は10US$になります。
また、カラマの町からサン・ペドロ・アタカマまでは長距離バスがつないでいて、約1時間半です。料金は3US$。
カラマは世界最大の露天掘りの銅鉱山「チュキカマタ」がありツアーが組まれています。人間が地上に作った巨大な穴はめったに見られないので、オススメです。
宿はこちらです。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
■カラマ
陸路
サンティアゴからサン・ペドロ・デ・アタカマへは、長距離バスが1日数便運行しています。所要時間は約20時間です。値段は約60US$です。
サン・ペドロ・アタカマは小さい町なので、ターミナルという大きいものはありません。バスは町の中につきますので、徒歩で宿へ移動できます。発着所はこちらです。
サルタから
サルタからサン・ペドロ・アタカマは、長距離バスが運行しています。火、金、日の運行で、朝の1便のみです。所要時間は約12時間で、料金は20~30US$です。
フフイから
フフイからサン・ペドロ・デ・アタカマも、長距離バスが運行しています。こちらも火、金、日の運行で、朝の1便のみ。バス会社はPullman Bus(約15US$)とGéminis(約30USドル)です。
ボリビアからは、ウユニ塩湖ツアーの出口がサン・ペドロ・アタカマとなります。
セハール塩湖はサン・ペドロ・アタカマから南に約18km地点にあります。
個人で自転車を使って行くことも可能ですが、サン・ペドロ・アタカマからのツアーに参加するのが一般的です。ツアーの料金は12000ペソ~15000ペソ。日本円で約2000円~2500円です。
ツアーは夕方4時頃にスタート。中~大型のバスで、20~40人前後で訪れます。
入場料は別途2000ペソかかります。
ツアー会社に集合した後、徒歩でバス乗り場に移動するのですが、なにせチリが誇る観光地。人でごったがえしますので、自分のグループを見失わないよう注意して下さい。
バスの所要時間は約30分。セハール湖は標高2300mなのですが、遠くには4000~5000mクラスの山々がそびえ立ち、道中は非常に素晴らしい景色を堪能できます。
湖に着くと、ガイドから説明を受け、いよいよ入水です♪
セハール湖の塩分濃度は40%。有名な「死海」の塩分濃度は30%ですので、それをはるかに上回る濃さになります。
おそるおそる入っていき、しゃがんで体を沈めると、ふわっと浮きます♪
これは不思議な感覚なので、ぜひ体験してみて下さい。
死海との違いは「気温」と「味」です。
死海はイスラエルとヨルダンの国境となっており、海抜はマイナス418mと、地表で最も低い場所。そのため、日中は「鍋底」と呼ぶにふさわしい灼熱の地と化します。砂は熱くてサンダルが無いと歩くことが出来ず、水も「お湯」になっています。また、塩分を始めとして含有成分が豊富すぎるため、触るとトロッとしています。なので、湖というより「スープ」に入っている感覚です(^^;)
また、味は「しょっぱい」というというよりは「苦い」です。さびた水道管の水をもっと濃くしたような感じで、金属の味がします。目に入ると、とんでもないことになります。
それに対しセハール湖は標高2300mにあるので、まず冬には寒くて10分と入っていられません。行くなら夏にあたる11月~4月がベストです。また塩分濃度は強いのでしょっぱいですが、死海ほど苦くはありません。ただ、こちらもやはりトロッとしています。
入水時間は夏であれば1時間ほど。冬だと本当に寒いので10分くらいです。
乾燥しているので出たらすぐに乾きますが、体が塩分で白くなります(^^;)
ただ、シャワーがあるので安心です。温かいタオルを持っていって下さい。
セハール湖が終わると、ツアーであれば次に「Ojos del Salar」へと向かいます。
「Ojos」は「目」「Salar」は「塩湖」という意味です。
見ての通り、荒野の中に忽然と現れる2つの円形の湖は、とてもフォトジェニックな写真を撮ることが出来ます♪
ここも泳ぐことができまして、水面が少し低いため、飛び込むのが人気です。
ここでは30分ほど過ごします。そして最後、真っ白な塩の大地「Laguna Tebenquiche」で、ピスコサワーを飲みながらサンセットを楽しみます。
■知っておきたい極上ホテル
アタカマ砂漠には、宿泊するしないに関わらず、ぜひ知っておきたいホテルが1軒あります。節約旅行の中、たまには贅沢をしてみるのはいかがでしょうか(^^)
アワシ(AWASI Atacama)
サン・ペドロ・アタカマで最高のホテルです。わずか8部屋しかなく、最大16名の客に対し、スタッフはなんと45名!超一流ホテルの証である「ルレー・エ・シャトー」に認定されています。
また、滞在客のオーダーメイドツアーを行っていて「砂漠の中で豪華な食事をたべながら一夜を過ごしたい」とか「アルパカを食べてみたい」とか。様々な要望に完璧に答えてくれます。世界中から客が殺到していますので、予約は必須です。
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いかがでしたでしょうか?付近には、世界一の星空が見られる「アタカマ砂漠」もあります。ぜひ合わせて御覧ください♪
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。