レンソイス・マラニャンセス国立公園は、真っ白な砂漠の中に無数の湖がある場所で、南米を代表する絶景として世界中から観光客が訪れます。
「大レンソイス」と「小レンソイス」がありまして、こちらのページでは「サン・ルイスからのアクセス」と「大レンソイス」についてご紹介します。「小レンソイス」については「レンソイス・マラニャンセス国立公園②」をご覧ください(^^)
「レンソイス・マラニャンセス国立公園①」:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:バヘリーニャス
1-2:サン・ルイス
2・空港から市内への移動
3・サン・ルイスの見どころ
3-1:タンボル・デ・クリオウラ
3-2:タンボル・デ・ミナ
3-3:ブンバ・メウ・ボイ
4・サン・ルイスからバヘリーニャス
4-1:長距離バスで行く
4-2:乗り合いバスで行く
5・レンソイス・マラニャンセス国立公園の概要
6・大レンソイス
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
バヘリーニャスは、ブラジル北東部に位置するマラニョン州にある小さな町です。町の北側に広がるレンソイスを求めて世界中からやってくる観光客たちでとても賑わっています。人口は約55000人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
サン・ルイスはマラニョン州の州都で、ブラジルで唯一フランスによって造られた街です。しかし、その後すぐにポルトガルが支配したので、街にはポルトガル風の建物が多く残っています。バヘリーニャスまでは車で約5時間です。人口は約100万人。
最寄りの空港はサン・ルイスの「マルクンハ・クーニャ・マシャド国際空港」(SLZ)。国内の8都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はレアル(通貨コード:BRL、記号:R$)で、補助通貨は「センターボ(¢)」。1レアル=100センタボスで、本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Ajmcbarreto
空港は観光の中心となる「サン・ルイス歴史地区」から南東に約12km離れています。バスもありますが、安全のためタクシーを使うのが一般的です。
サン・ルイスは島の上にある街で、地図をよく見ると川で本土と切り離されているのが分かります。多くの詩人や作家を輩出したため「愛の島」「ブラジルのアテネ」とも称されています。歴史地区のポルトガル風建築は南米で最も保存状態が良いもので、1997年には街ごと世界遺産に登録されています。
ビーチや夜景も素晴らしいですが文化的にも目をみはるものがあり、アフリカにルーツを持つ人々のエネルギッシュなダンスや祭りが有名です。
デ・クリオウラ」があります。
アフリカ系ブラジル人のダンスで、
まず、陽気な女性たちが太鼓の
打楽器隊のバテーリアを誘います。
彼女たちは音楽に合わせてくるくる
周りながら、バテーリアの中心で一番
良い位置を取り合います。
非なるものでアフリカ系ブラジル人の
信仰カンドンブレから来ています。
見るとただ騒いでいるわけではなく
神聖な感じが伝わると思います。
「ボイブンバ」という祭りの一種で、
サン・ルイスは特に盛んな地です。
民族音楽の「フォルクローレ」と共に
「一度死んだ後よみがえる雄牛」に
まつわる物語を各チームが演じます。
とても魅力的な街なのですが、残念なことに治安が良くないと言われる街でもあります。ツアーを手配するなど安全に観光できる方法を選択して、ぜひこれらのカルチャーを体験してみてください(^^)
サン・ルイスの長距離バスターミナルは、空港から車で5分ほどの場所にあり、タクシーだと約15レアル、バスだと3レアルです。市内からでもバスは3レアルで大丈夫です。到着したらバヘリーニャスへのバスを運行している「Cisne Branco社」のカウンターへ行き、チケットを購入します。
・所要時間:約5時間
・料金:35レアル
・サンルイス→バヘリーニャス:6時、9時、14時、19時半
・バヘリーニャス→サンルイス:6時、9時、14時、18時半
・公式HP
・料金:50~60レアル(1人)
・所要時間:約3時間半
「レンソイス」はポルトガル語で「シーツ」を意味します。「石英」で出来た真っ白な砂丘の面積は約1550km²。東京都の約4分の3に相当する広大さで、あたかも地球を覆うシーツのようだということで名付けられました(,,゚Д゚)
雨季(1月~6月)に多くの雨が降り注ぎ、地下水の水位が上がることで砂丘の間に数百ものエメラルドグリーンの湖が現れます。ベストシーズンは6月~9月で、特に7月~8月は水量が多いです。乾季に入ると次第に水が少なくなり最後には完全な砂丘へと戻ってしまうので、湖がある雨季に大勢の人が訪れます。
一般的に「レンソイス」と呼ばれている場所は「大レンソイス」といいます。小レンソイスは規模としては小さいですが、砂が黄色いためサンセットが特にキレイです(^^)
レンソイスは無数の湖があるので、漠然とそれら全てを見に行くと思いがちですが、なにせ1550km²という広大な広さなので、毎年特に美しい湖が目的地となり、それぞれ違うツアーに参加します。代表的な場所は3ヶ所で、それぞれ所要時間は3~4時間です。
・ラゴ・アスール(Lagoas Azul)
・ラゴ・ボニータ(Lagoas Bonita)
・ラゴ・ドゥペイシェ(Lagoas do peixe)
レンソイスは空から見た方が良い絶景の1つなので遊覧飛行も催行されています。それを含めたざっくりスケジュールはこうなります。
・7時:遊覧飛行に参加
・9時:1つのツアーに参加
・13時:戻って昼食
・14時:1つのツアーに参加
まずは遊覧飛行から。バヘリーニャスにある空港から出発します。
・所要時間:約30分
・料金:約250レアル
南米を旅していると少し高い気がしてくると思います。ただ、例えばペルーの「ワカチナ」や中国の「月牙泉」のように「砂漠の中に1つの泉がある」という状態なら空から見る必要はありませんが、レンソイスのスゴさは「それが無数にある」ということなので、ぜひ予算を確保して参加していただきたいところです。
サン・ルイスからも遊覧飛行が出ているので時間が無い人にはオススメです。ただ、約1時間半のフライトになるので値段も高くなってしまいます。
遊覧飛行を終えたら、続いては普通のツアーに参加しましょう。バヘリーニャスから湖までは約1時間。ジープに乗って悪路をガンガン進みます。汚れてもいい服装で行くのがオススメです(^^;)
途中にはプレギッサ川という川が出てきます。さすがにこれは車では渡れず、どうするのかなぁ…と思っていると船が登場。ジープごと対岸へ移動します。
そして、ついに到着です。画面をグルッと回して周囲を見てみて下さい。
本当に美しい場所ですよね…。気温は約35度なのでバッチリ泳げます。。ヘ(。`・з・)_。。 また、帽子、サングラス、日焼け止め、水中カメラなどは必携です。
ちなみに、レンソイスの湖には魚がいます。湖に魚がいるのは当たり前のような気がしますが、この湖は乾季には無くなる「水たまり」なので、本来魚がいるはずは無いんです。「魚卵が鳥などに付着し、湖に運ばれ孵化する」説と「卵が耐久卵で、地下水脈のわずかな水分で乾季を過ごし、雨季に孵化する」説がありますが、未だに解明されていないそうです。
午後のツアーでは美しい夕日も見ることが出来ます。
以上になります(^^) 続きまして「レンソイス・マラニャンセス国立公園②小レンソイス」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-ロサンゼルス(約10時間)
・ロサンゼルス-マイアミ(約4時間半) |
---|---|
ベストシーズン | 6月~9月(特に7月~8月) |
外務省 | 海外安全情報 ブラジル |
ガイドブック | ブラジルのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光は不要。 |
パスポート残存期間 | ・6ヶ月以上
・未使用の見開き2ページが必要 |
時差 | -12時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるポルトガル語 | ①おはよう。
Bom dia.(ボン ジーア)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | ・110V
|
通貨 | レアル(通貨コード:BRL、記号:R$)で、補助通貨は「センターボ(¢)」。1レアル=100センタボス。
|
日本大使館 | ・HP |
ブラジルの絶景一覧 |
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