ガラパゴス諸島のスキューバダイビング

 

ガラパゴス諸島はダーウィンが訪れて「種の起源」を発表するにいたった島で、世界トップレベルのスキューバダイビングやアイランドホッピングなど観光地としても大人気です。

 

当サイトでは7ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「ガラパゴス諸島⑦スキューバダイビング」になります(^^)

 

 

「ガラパゴス諸島⑦スキューバダイビング」徹底ガイド:目次

 

ガラパゴス諸島の島々

 

ガラパゴス諸島にはメインの島が19あります。当サイトでは15の島をご紹介していて、こちらのページは灰色の⑭~⑮になります。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。

 

 

ダイビングポイント

「ガラパゴス諸島⑦スキューバダイビング」徹底ガイド 【旅の大事典】
photo by:Eric Gaba ※拡大できます

 

ガラパゴス諸島は大きく2つのエリアに分かれています。地図を見ると一目瞭然ですが、赤で囲んだ「ダーウィン島」と「ウォルフ島」だけ完全に離れていますよね。一番近いビンタ島からも約200km離れていて完全に孤立している状態です。この2つの島を「ダーウィン・ウォルフエリア」と呼び、それ以外を「セントラルエリア」と呼びます。

 

■ゴードンロック
エクアドルの絶景

 

セントラルエリアでは、観光拠点となるサンタ・クルス島周辺にも「ゴードンロック」をはじめとした多くのダイビングポイントがあり日帰りダイバーで賑わっています。時間がある人はダーウィン島とウォルフ島に行くのがオススメです(^^)

 

この2島は「究極のダイビングポイント」と称されていて、クルーズでのみアクセスできます。そして、ゴードンロックとダーウィン島の「ダーウィンアーチ」は、アメリカのCNNが選んだ「世界のすごいダイビングスポット50」にも選ばれています。

 

■ダーウィンアーチ
エクアドルの絶景

 

クルーズ自体は色々なプランがあり日程は5~11日ほど。せっかくならウォルフ島とダーウィン島が含まれているものを選んでください。「クルーズに行くのは予算的に厳しいけど、せっかくなら遠くの島にも潜りに行きたい」という人には、イサベラ島への1泊2日ダイブクルーズなどがあります。

 

陸上もそうですが、ガラパゴスは「諸島」なのでサンタ・クルス島を拠点に動くのではなくクルーズに参加してドンドン遠くの場所へ行くのがオススメです。

 

 

ダイビングの詳細

シーズン
■1月~6月
・気温が高く、雨も多い。
・水温:22~28度
・気温:25~30度
・透明度:15m~20m

 

■7月~12月
・梅雨のように曇りがちな天気
・水温:16~22度
・気温:20~26度

 

ガラパゴスは、1月~6月と7月~12月で大きく気候が変わります。ダイビングのベストシーズンは9月頃。水温は最も低くなりますが、南極からの寒流がパナマ周辺からの暖流とぶつかり合って上昇海流が生まれます。これにより、海底から大量のプランクトンが海面に運ばれてきて、小物から大物までが一斉に集まってきます。

 

ガラパゴスダイビングは基本的には中級~上級者向けと言われています。海流が速い、水温が低い、地形が複雑などなど。それゆえダイビングクルーズの参加には50本の本数制限があります。サンタクルス島周辺には初心者でも潜れるポイントが複数あるので大丈夫です。

 

ガラパゴス諸島にはペンギンが生息しています。これは南極からフンボルト海流という寒流が流れてくるためです。ですので、最も寒い9月~11月だと20度を下回りますし、深度が深くなるポイントが多いので、基本的には5~7mmのウェットスーツやフードベストの着用が適しています。

 

1~3ノットのポイントもありますが、4ノット以上のポイントもあります。特にダーウィン島・ウォルフ島周辺は流れが速いので、落ち着いてガイドについていってください。大物に夢中になって追いかけて行ったりすると、一人だけあっという間に流されたりするので、必ずガイドにくっついていきましょう。

 

通常15m~30mになります。プランクトンが豊富なので透明度がイマイチな場所もありますが、その分魚影は濃くなります。ダーウィン島・ウォルフ島では30mを超えてきます(^^)

 

ナイトダイビングやディープダイビングもクルーズでは行うことができます。いずれも水温が低い場合がほとんどなので、暖かい装備で行ってください。

 

 

ガラパゴス諸島の海洋生物

■レッドリップバットフィッシュ        ■カエルアンコウ
ガラパゴス諸島のスキューバダイビング ガラパゴス諸島のスキューバダイビング
photo by:Rein Ketelaars

 

ガラパゴス諸島には500種類以上もの魚が生息しており、なんとその内の17%が固有種になりますΣ(゚∀゚ノ)ノ ウニは24種類、ヒトデは28種類、ナマコは30種類、そのほか軟体動物は約600種類、カニは100種類以上。これらの内の約30%は固有種です。

 

ジンベイ、ハンマーヘッド、ネムリブカ、ガラパゴスシャーク、ガラパゴスアシカ、オットセイ、ニタリクジラ、マッコウクジラ、シャチなどの大物のほか、バットフィッシュやカエルアンコウなどマクロも充実しています(*´ω`*)

 

 

セントラルエリアのダイビングポイント

アカデミー湾

 

観光拠点の町「プエルトアヨラ」の前にある湾で、波が穏やかなため初心者グループやブランクダイバーのチェックダイブなどが行われます。

 

 

サンタ・クルス島周辺で一番人気のポイントで、日帰りダイビングの定番スポットです。 ハンマーヘッドシャーク、ガラパゴスシャーク、ホワイトチップシャーク、エイ、カツオの群れ、時にはジンベイザメやマンボウも現れる大物ポイント。

 

アシカやウミガメもいるのでガラパゴスのダイビングを体験するには絶好の場所と言えます(^^) ただ、流れが速いのでライセンス取り立ての人は注意してください。

 

 

バルトロメ島付近にあるポイントで、ガラパゴスペンギンやアシカなどの大物から、タツノオトシゴやレッドリップバッドフィッシュなどのマクロも充実しています。バラクーダトルネードや、マダラトビエイの群れなどが普通に現れるのもガラパゴスのすごさです。

 

■イスラ・カマニョ
アシカやウミイグアナと泳げます。

 

■プンタ・エストラダ
アオウミガメ、エイなどの他、ホワイトチップシャークも出てきます。

 

■エル・バホ
アカデミーベイの中で最も多くの魚種魚影を見られます。エイ、ホワイトチップシャーク、ウツボ、カメなど大物が現れ、洞窟もあるので初心者~上級者まで楽しめます。

 

■プンタ・ニュネス・クリフ
アカデミー湾の東の断崖に沿ってウォールダイビングをします。カメや様々な魚が見られるほか、マンタが現れることもあります。

 

■ネームレス(サンタクルス島西側)
小さい島で、周囲が全て垂直な断崖になっています。水深18m部分でたくさんのガラパゴスシャークが群れています。

 

 

ウォルフ島

 

ウォルフ島のダイビングは大きく3つに分かれます。岩の合間を通っていく「ピナックルロック」。砂州の「シャークベイ」。そしてダイナミックに海峡を流すドリフトダイビングです。ハンマーヘッドの群れ、マダラトビエイの群れ、ガラパゴスシャークの群れがいるほか、大型のジンベイにも遭遇する可能性がありますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

■ピナックルロック
ガラパゴス諸島のスキューバダイビング

 

ここでも固有種の「レッドリップバットフィッシュ」を見ることができます。ただ、カレントが速いので十分注意してガイドにピッタリとくっついてください。

 

 

ダーウィン島

 

ガラパゴス諸島最北のダイビングポイントで、ウォルフ島より北にあります。ほぼ赤道上に位置し、特に7月~10月までジンベイザメが集結します。ハンマーヘッドの大群をはじめとして、バンドウイルカの群れ、大型のマンタなど大物のオンパレードです(*´ω`*)

 

ガラパゴス諸島のスキューバダイビング

 

ダーウィン島のダイビングポイントは一ヶ所だけで、「ダーウィンアーチ」と呼ばれる岩礁の下にある「シネマ」というポイントです。水深18mの岩場に座って待っていると、ネイチャー系のドキュメンタリー映画のように様々な大物や魚群が次から次へと現れ鑑賞することができます。やがてジンベイが現れたら、岩場を離れてジンベイを追いかけていくという形です。

 

 

透明度があまり良くないため、泳いでいると突然巨大なジンベイザメやマンタが目の前に現れるという大興奮のダイビングになります。運がよければシャチやクジラなども見ることができます。ちなみに、ダーウィン島周辺は良い漁場でもあるため、漁師の船がクルーズ船に魚を売りに来くるので、新鮮なシーフードを食べるチャンスがありますよ(*´﹃`*)

 

 

以上になります(^^) 7ページに渡りガラパゴス諸島をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。まだ見ていないページがありましたら下記からご覧ください。

 

ガラパゴスは日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。

「ガラパゴス諸島⑦スキューバダイビング」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界のすごいダイビングスポット

2012年にアメリカのCNNという放送局が「世界のすごいダイビングスポット50」を発表しました。ここでは、当サイトでご紹介しているダイビングスポットの中から、このランキングに入っている場所をご紹介します。ただ、このランキングに入っていなくてもスゴい場所はたくさんあります(^^)

 

通常、この一覧は「国別の50音順」で掲載しておりますが、この項目は「ランキング順」で掲載しています。

■シパダン島(マレーシア)

ダイバーの聖地ともいえる島で、見事1位に輝いています。詳細は下記からご覧ください。

「シパダン島」徹底ガイド

■紅海(エジプト)

紅海は非常に透明度が高いことで知られていて、3位に選ばれた「SSシスルゴルム号」をはじめとして合計5ヶ所が選ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「エジプトのすごいダイビングスポット5選②」徹底ガイド

■ブルーコーナーとウーロンチャネル(パラオ)

両方ともパラオの代表的なポイントで、特にブルーコーナーは「世界中から魚が集まる交差点」と称されます。ランキングでは4位と30位に選ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「パラオのスキューバダイビング②代表的なポイント」徹底ガイド

■リチェリューロック(タイ)

アンダマン海の「スリン諸島国立公園」にあるポイントで5位に選ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「リチェリューロック」徹底ガイド

■グレートブルーホール(ベリーズ)

世界最大のブルーホールで、ベリーズが誇る世界的な絶景です。ランキングでは7位に選ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「グレートブルーホール」徹底ガイド

■エクスマウス(オーストラリア)

3月下旬~7月上旬にかけてジンベエザメが産卵に訪れるため、ダイバー憧れの海の1つになっています。ランキングは13位です。詳細は下記からご覧ください。

「シャークベイ」徹底ガイド

■シルフラ(アイスランド)

「シンクヴェトリル国立公園」にある「プレートの境目」ですΣ(゚∀゚ノ)ノ。ヨーロッパでは有名な場所で、ランキングでは15位に選ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「ゴールデンサークル」徹底ガイド

■ココ島(コスタリカ)

ダイブクルーズでしか行けない島で、圧巻のハンマーヘッドリバーを見ることができます。ランキングは25位です。詳細は下記からご覧ください。

「ココ島」徹底ガイド

■コモド島(インドネシア)

有名なコモドドラゴンが生息する島で、海も当然のごとく世界トップレベルの環境が残されています。ランキングは27位です。詳細は下記からご覧ください。

「コモド島②コモド島&リンチャ島ツアー」徹底ガイド

■グレート・ホワイトウォール(フィジー)

ダイビング天国といえるフィジーでNo.1に輝いたポイントで、ランキングでは33位に選ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「タヴェウニ島」徹底ガイド

■ラジャ・アンパット(インドネシア)

約1500種類の魚類、約530種類のサンゴ、約700種類の軟体動物類などが生息し、アジアの秘境といえる場所の1つです。ランキングでは40位に選ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「ラジャ・アンパット」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的なダイビングスポットがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごいダイビング&スノーケリングスポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい63ヶ所を6つのテーマに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ニューヨーク(約12時間半)

・ニューヨーク-グアヤキル(約7時間)
・グアヤキル-ガラパゴス(約1時間半)

ベストシーズン 通年楽しめます
外務省 海外安全情報 エクアドル
ガイドブック エクアドルのガイドブック
ビザ 90日以内の観光は不要
パスポート残存期間 ・6ヶ月以上
時差 -15時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるスペイン語 ①おはよう。

Buenos días.(ブエノス ディアス)

 

②こんにちは。
Hola.(オラ)

 

③こんばんは。
Buenas noches.(ブエナス ノチェス)

 

④ありがとう。
Gracias.(グラシアス)

 

⑤さようなら。
Adiós.(アディオス)

 

⑥はい・いいえ。
Sí・No.(シ・ノー)

 

⑦~へ行きたい。
Quiero ir a ~.(キエロ イル ア ~)

 

⑧これがほしいです。
Quiero esto.(キエロ エスト)

 

⑨これはいくらですか?
¿Cuánto cuesta?(クアント クエスタ?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Mas barato,por favor?(マス バラト ポル ファボール?)

電圧とプラグ ・110V

コンセントタイプ

通貨 アメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)が使われていて、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セント。

 

日本大使館 HP

エクアドルの絶景一覧

エクアドルの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

■赤のアイコン
個別のガイド記事です。

 

■その他の色のアイコン
大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国に細かい見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

 

スポンサーリンク