ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件

 

ニューヨークはアメリカ最大の都市で、世界の政治・経済・教育・エンターテインメント・ファッションなどの中心地です。当サイトでは6ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「ニューヨーク⑤グラウンド・ゼロ周辺」になります。

 

 

「ニューヨーク⑤グラウンド・ゼロ周辺」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

ニューヨークの見どころ一覧

 

ニューヨークには多くの見どころがありますが、ここは外せないという12ヶ所を厳選しました。こちらのページでは黄色のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。

 

 

アメリカ同時多発テロ事件

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
photo by:Michael Foran

 

2001年9月11日(火)、アメリカ北東部の空港からカリフォルニアに向けて飛び立った飛行機4機が、イスラム過激派組織「アルカイダ」の人間19人にハイジャックされました。

 

そのうち2機は、マンハッタンの「ワールドトレードセンター」の「ノースタワー」と「サウスタワー」に激突し、2つのタワーは完全に崩壊しました。残りの2機は「アメリカ国防総省本庁舎(ペンタゴン)」と「世界貿易センター北棟」に激突しました。

 

■ペンタゴン
ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件

 

一連の攻撃によって死者は2977名にのぼり、25000人以上が負傷しました。アメリカ史上最悪のテロ事件と言われていて、現在、その跡地がグラウンド・ゼロと呼ばれています。

 

 

グラウンド・ゼロ

 

 

「グラウンド・ゼロ」は英語で「爆心地」を意味します。特に核兵器の爆心地を意味するので、核実験の跡地や長崎・広島の爆心地をグラウンド・ゼロと呼ぶのが一般的でした。

 

しかし同時多発テロが起こり、ワールドトレードセンターの跡地が広島の原爆ドーム付近を連想させることから、マスコミが使い出し定着しました。正しくは「911メモリアルパーク」といいます。こちらが事件前の模式図です。

 

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
出典:https://www.twinkl.ca

 

そしてこちらが現在の様子です。この2つの高層ビルが跡形も無くなったというのは、にわかには信じられません。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。

 

 

一辺が約60mの正方形で、周縁部には犠牲者の名前が記されています。五十音順とかではなく発見された場所を基準にしています。内壁部分は水が流れていて下に落ちるときに細い溝を通るため、近くで見るとまるで涙が流れているようです。

 

毎年9月11日には追悼式典が行われていて、夜には「トリビュート・イン・ライト」という2本の青い光の柱が夜空に浮かび上がります。

 

 

周辺にはいくつもの駅がありますが、1番近い駅は「World Trade Center station」と「WTC Cortlandt」で、下車したら目の前がグラウンド・ゼロです。「World Trade Center station」はそれ自体がスゴイ建物なので、ぜひ見てみてください。

 

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件

 

内部もぜひ入ってみてください(^^)

 

 

 

国立9月11日メモリアル博物館

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
photo by:Kim

 

博物館は「World Trade Center station」の近くにある、ガラス張りの斜めに傾いているように見える建物です。

■国立9月11日メモリアル博物館(911メモリアルミュージアム)
・入場料:26US$(大人)
・土~水:10時~17時
・木~金:12時~19時
公式HP

 

チケットは公式HPから購入できますが、ニューヨークシティパスなどの観光パスにも含まれています。観光パスだと時間指定されないのでオススメです。また、実は月曜日の15時半~17時は無料入場が可能です。予約制で公式HPのこちらのページから予約します。

 

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
photo by:dconvertini

 

中に入ると巨大なモニュメントが登場します。これは事件後に建設された「ワン・ワールド・トレード・センター」のロゴで「強さ」「回復力」「崩壊した2つのタワー」などを表現しています。

 

こちらは「Last Column」と呼ばれる鉄骨で、崩壊したタワーの残骸です。旧ワールド・トレード・センターがそのまま残されている場所ということです。

 

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
photo by:Fletcher6

 

続いてこちらは、サウスタワーの頂上に付いていたアンテナ塔です。近くで見るとこんなに大きいんですね。

 

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
photo by:dconvertini

 

この階段は「生還者の階段」と呼ばれていて、あのパニック状態の中で生還した人々が通った階段です。当時のままの姿で残されています。

 

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
photo by:dconvertini

 

こちらの部屋の壁には、一面に犠牲者の顔写真が映し出されます。

 

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
photo by:dconvertini

 

これは、1機目の飛行機が激突した後に駆けつけてきた消防車なのですが、待機している間に2機目が激突し、崩れ落ちてきたビルの下敷きになってしまいました。

 

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件
photo by:dconvertini

 

他にも展示物はたくさんありますが、撮影禁止の場所も多いので興味のある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

世界には他にも無数の博物館や美術館があります。興味のある方は「世界の博物館&美術館総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中からオススメの108ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています。

 

 

ワン・ワールド・トレード・センター

ニューヨークのグラウンド・ゼロと同時多発テロ事件

 

2014年にグラウンド・ゼロに建てられた全米一の超高層ビルです。頂上が541m、最上階が415mで、104階建てです。当初「フリーダムタワー」と名付けられましたが「ワールド・トレード・センターという名前を忘れないように」ということで改名されました。フリーダムタワーと呼ぶ人もたくさんいます。

 

「ワン」はそのまま「1」ということで、実は新しいワールド・トレード・センターは6つ建てられています。(6は欠番で5→7になります)

・1 ワールドトレードセンター:高さ541.3m
・2 ワールドトレードセンター:高さ411m(2024年完成予定)
・3 ワールドトレードセンター:高さ378m
・4 ワールドトレードセンター:高さ297m
・5 ワールドトレードセンター:高さ226m(未定)
・7 ワールドトレードセンター:高さ226m
出典:https://ja.wikipedia.org

 

100階~102階が屋内展望デッキ「ワン・ワールド展望台」になっていて、381mの高さからニューヨークを一望できます。公式HPはこちらです。

 

 

以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。

 

ニューヨークには日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。

「ニューヨーク⑤グラウンド・ゼロ周辺」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界の負の遺産

■オークアレイ・プランテーション(アメリカ)

ルイジアナ州にあり、南北戦争時代の奴隷の生活を垣間見ることが出来ます。「奴隷の価格表」は非常にショッキングです。詳細は下記からご覧ください。

「オークアレイ・プランテーション」徹底ガイド

■アンネ・フランクの家(オランダ)

「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクが家族と共に2年間隠れ家生活を送った家で、アムステルダムにあります。詳細は下記からご覧ください。

「アムステルダム②アンネ・フランクの家」徹底ガイド

■ゴレ島(セネガル)

世界に19ヶ所登録されている「負の世界遺産」の第一号で、15世紀半ばから19世紀初頭まで「奴隷貿易の拠点」として使われていました。詳細は下記からご覧ください。

「ダカール」徹底ガイド

■頭蓋骨の塔(セルビア)

セルビアとオスマン帝国の戦争の中で造られた負の遺産です。街の中心地からさほど離れていない場所にあり、セルビアでは人気の観光地になっています。詳細は下記からご覧ください。

「頭蓋骨の塔」徹底ガイド

■アウシュビッツ(ポーランド)

言わずと知れた人類史上最悪の負の遺産で、20万人とも400万人とも言われる犠牲者を出しました。ドイツではなくポーランドにあります。詳細は下記からご覧ください。

「アウシュビッツ②2つの収容所」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-ニューヨーク(約12時間半)
ベストシーズン 6月~9月
外務省 海外安全情報 アメリカ合衆国
ガイドブック アメリカのガイドブック
ビザ ・90日以内の観光・商用は不要

・「ESTA」を取得する

パスポート残存期間 滞在日数以上あれば良いが90日以上が望ましい。
時差 ・東部時間:-14時間(ニューヨークなど)

・中部時間:-15時間(シカゴなど)
・山岳時間:-16時間(デンバーなど)
・太平洋時間:-17時間(ロスなど)
・アラスカ時間:-18時間(アンカレッジなど)
・ハワイ時間:-19時間(ホノルルなど)
・サマータイム:ほとんどの州で採用

チップ ・レストランやタクシー:15~20%

・ホテルで荷物を運んでもらう:2~5US$
・ベッドメイキング:枕元に1~2US$

日本への電話 011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
011+81+3+9999-9999

公用語 英語
電圧とプラグ 100~120V

コンセントタイプ

通貨 アメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セント。

 

日本大使館 HP

アメリカの絶景一覧

アメリカの絶景

 

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