名称 |
コルテス海(ラパス)
(Sea of Cortez/La paz) |
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場所 | バハカリフォルニア州
(Baja California) |
時差 | 16時間 |
時期 | 9月~10月 (6月~11月) |
メキシコの西端に位置するバハカリフォルニア半島とメキシコ本土の間に縦長に広がる海。それがダイバー憧れの海であり、大物天国と言われる「コルテス海」です。
それではご紹介していきます。
■目次
☆拠点の町・最寄り空港・就航路線
☆ロスイスロテス(Los Islotes)
☆エル・バホ(EL BAJO)
☆ラ・レイーナ(LA REYNA)
☆プンタロボ(Punta de Lobos)
☆サルバティーラ(SALVATIERRA)
☆スワニー・リーフ(SWANEE REEF)
☆ラス・アニマス&サンフランシスキート島
☆ラパスの水中カレンダー
☆備考
拠点の町はラパス。バハ・カリフォルニア・スル州の州都で、人口は約20万人です。最寄りの空港はラパス空港 (LAP)。国内外合わせて17の都市に就航しています。就航路線を知りたい方は、こちらからご覧ください。
宿はこちらです。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ラパス
「La paz」とは「平和」を意味し、その名のとおり治安はとても良い町で、夜でも普通に出歩くことができます。
ダイビングだけでなく、シーフィッシングやホエールウォッチングの聖地でもあるので、アメリカを始めとして、多くの観光客が訪れます♪
フィッシングでは巨大なシイラやカジキと格闘することができ、初心者でも気軽に体験することができます♪カジキは6月~9月がハイシーズンです。
ホエールウォッチングでは、信じられないほど多様な種類のクジラを見ることができ、シロナガスクジラ、マッコウクジラ、ザトウクジラ、イワシクジラ、ニタリクジラ、ゴンドウクジラなどが普通に泳いでいます。
それぞれシーズンは下記になります。
・ザトウ&コククジラ:3~5月中旬
・ゴンドウ&マッコウクジラ&シャチ:6~10月
また、バンドウイルカやハセイルカなど、イルカの群れも多いです!そしてイルカは通年見られます♪
そんな多彩な魅力を誇るラパスですが、やはり特筆すべきはスキューバダイビングです♪ここからは世界中のダイバーを魅了する大物天国についてご説明していきます♪
ラパスで最も有名なポイントがロスイステスです。お目当てはなんといってもカリフォルニアアシカのコロニー。
断崖絶壁の岩礁島に最大で400頭の人懐っこいアシカ達が生息し、ダイバーやカメラに我先にと近寄ってきます♪
ベストシーズンは9月から。6月7月に生まれた赤ちゃんたちが、続々と海に入ってきますよ♪
水深は5m~18mなので初心者でも十分に楽しめますし、明るいので写真もキレイに撮ることができます♪
アシカのコロニーの南側から、アーチをくぐって北東側に出ると、バラクーダなどの回遊魚の群れに遭遇することもしばしば!
また、サーディン(いわし)の群れも見逃せない目的の1つ。グンカンドリが水中に飛びこんでくるシーンは迫力満点です♪
ほかにも、コブシほどの大きさがある「スポッティッドジョーフィッシュ」は中々お目にかかれませんし、名物のアーチにサーディンが集まる様子はとても幻想的です♪ダイバーなら絶対に潜ってみたいポイントですね!
水深40mの海底から隆起している「根」で、大きく3つの根からなります。潮の流れは速いのですが、その分大型回遊魚が集まってきます♪
まず代名詞は「ハンマーヘッドリバー」。川の流れのように大群で泳いでくるハンマーヘッドシャークは圧巻の一言。ガラパゴスやココ島でも見られる絶景ですが、アクセスを考えるとラパスはダントツですよね♪
ほかにも、ジンベエが突如現れたり、潜行や浮上の途中にカジキが目の前を横切ったり、影が出来たと思ったら5mクラスのマンタが水面付近を飛んでいたり、と最後まで目を離せない世界最高クラスのビッグスポットです!
ハンマーヘッドが見られるのは水深25m~35m辺り。流れがあるので中・上級者向けになります。初心者の方は日本人インストラクターがいるショップでお願いしてみましょう。ハンマー遭遇率が高くなるのは10月~11月です♪
セラルボ島の北東部、灯台が立つ小岩の周辺の根を潜ります。昔からマンタスポットとして有名で、今でも4~5mのマンタがクリーニングのためにやってきます。
しかし近年の目玉は、写真のようなグリーンジャック(アジの仲間)の大群です♪またブルー&ゴールドスナッパーの群れも見れます。
さらに10頭ほどのアシカがすんでいて、アジ玉とアシカが一緒に泳ぐというラパスならではの光景がみられます♪水深は12m~15mと浅いのですが潮通しが良く、大物との遭遇も期待できます♪
「アジ玉」どころか「アジ壁」とも言える魚群にアシカが突っ込んでいく光景をぜひご覧下さい!
「モブラ(ヒメイトマキエイ)」という、いわばチビマンタのポイントです。7月頃から、このモブラが20匹位でグループを作り、あちこちでいくつものグループを見ることができます。
そして9~10月頃になると、これらのグループが1つにまとまります!その数は数千匹にものぼり、水面から水底までモブラで埋まります♪進んでも進んでも永遠にモブラが泳ぎ、上下左右前後を通り過ぎていく。水面でも、至るところでモブラがジャンプしています。
ダイビングは主に夜がメインで「ナイトモブラ」を求めて世界中からダイバーが訪れます♪ぜひ一度迫力の大群を見てみてください♪
1976年に沈没した、全長60mのフェリー「サルバティラ」が眠るレックダイブスポットです。
船体はやや崩れているのですが、その回りには固有種の魚が多く集まっています。水深は18m。流れがあるときもあります。60mクラスの沈船は大迫力です♪18mという浅さもありがたいところ!アシカやジンベエと戯れたあと、趣を変えてレックダイブはいかがですか♪
真っ白い砂地にポツンとある隠れ根で、そこはまさに「お魚天国」。メキシカンゴートフィッシュ、スポットテイルグラントなどで目の前が本当に見えなくなります(^^;)
マクロ派に特に人気なのが「シグナルブレニー」で、背ビレを出しては穴に引っ込む姿はずーっと見ていられます♪
大物のポイントではありませんが、それでもアジやバラクーダーのトルネードは現れるのがラパススケール♪そこにアシカが突っ込む姿は迫力の一言!のんびりマクロから、ダイナミックなダイブまで幅広く楽しめるポイントです。
水深は10mほどで流れもなく、初心者にも最適です。北米に近い海でありながら南国で潜っているような気分を味わえる海なんです♪時間が取れる方はぜひ潜ってみてください!
「ラス・アニマス島」はサンホセ島の北東にある岩の島々です。ラパスからは船で8時間程の無人島で、日帰りでは行けないためクルーズ参加になります。
ロブスターの巣になっている洞窟など、まだ殆ど人の入っていない野生の海として近年人気があります。ハンマーヘッドリバーやカツオリバーなど、大型回遊魚も訪れるビッグスポットです。
サンホセ島の南にある「サンフランシスキート島」にはアシカの小さなコロニーがあり「ロスイスロテス」よりも野性味あふれるアシカと泳ぐことができます。
ここも日帰り不可能でクルーズ参加になります。海底の隠れ根には、キングエンジェルフィッシュが群れています。ときにウミガメも姿を現しますよ♪
・夏季:4月~12月
(気温32度~40度・水温22度~30度)
・冬季:1月~3月
(気温30度~31度・水温20度~21度)
・北風あり:11月~3月
・凪:4月~10月
・シロナガスクジラ:2月~6月
・コククジラ:1月~3月は親子シーズン
・ジンベエザメ:通年
・アシカ:通年(ピークは9~10月)
・回遊魚(ギンガメ・バラクーダなど):通年
・マンタ:4月~12月
・ハンマーヘッド:4月~12月
・モブラ:7月~12月(ピークは9~10月)
・イルカ:4月~11月
■ラパスのマンタ♪
メキシコに行く場合は、ぜひ水中カメラやハウジング付きデジカメを持っていってください。水中カメラやハウジングは一昔前は両方とも高かったですが、今ではすごく安くなってますからね。防水カメラはこちら。ハウジングはこちらからご覧下さい。
もし買う時間がなければ、写るんです的なカメラにも水中カメラはありますので、ぜひ持って行ってください。(簡易的なものだと深度に限界がありますので、確認してください)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。