名称 |
グアナファト
(Guanajuato) |
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場所 | グアナフアト州都・グアナファト
(Estado de Guanajuato) |
時差 | 14時間 |
時期 | 11月~2月 |
グアナファトはメキシコシティから北に300kmほど行った場所にあります。治安も良く、メキシコでも大人気の観光地で、スペイン植民地時代のコロニアルな雰囲気と、宝石箱を開けたかのようなカラフルな街並みが、世界中の人々を惹きつけ続けています。
2003年には、ジョニー・デップも出演した映画「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」が、この地で撮影されました。
名前の由来は、先住民族のタラスコ族の言葉「Quanax-juato(カエルのいる山がちな場所)」と言われています。
このページでは、とても小さな世界的観光地「グアナファト」を細かくご紹介していきます♪
■目次
グアナフアト州の州都で、人口は約8万人。コロニアルな美しい町並みで世界的に有名です。
最寄りの空港はグアナファト空港 (BJX)。 国内外合わせて80以上の都市に就航しています。就航路線を知りたい方は、こちらからご覧ください。
宿はこちらです。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
グアナファト
空港から市内はシャトルバスがなく空港タクシーになります。所要時間は約40分で、料金は400ペソ。ただ、少々面倒ではありますがバスを乗り継いで安くあげることもできます。
■タクシーを使わずグアナファトに行く方法
①空港を出て45号線道路に出る。
②空港側の路肩に「レオン行き」のバスストップがあります。
しかし、それだとグアナファトと反対方向になってしまうので、
道路を挟んで反対側に行き「シラオ行き」バスを待ちます。
バスストップなどは特にないのですが、シラオ行きバスが来て、
空港に行く人たちを下ろすので、その時に乗車して、シラオの
バスターミナルへ行きます。(9ペソ)
③シラオのバスターミナルに到着したら、グアナファト行きのチケットを買って
グアナファトのバスターミナルへ向かう。(28ペソ)
④グアナファトのバスターミナルで市バスに乗り換えて市内に行きます。
(5ペソ)
合計42ペソ。時とともに値上がりするとは思いますが、タクシーよりはずっと安く抑えられるので、時間と体力はあるけど予算がない!という方にはオススメです。
メキシコシティの「北方面バスターミナル(Terminal Central del Norte)」から、グァナファトのバスターミナル「Central Camionera」まで直行便が出ています。
「Primera Plus社」と「ETN社」の2つで、所要時間は約5時間です。
ターミナルについたら、市バスで中心部へ行きます。(5ペソ)
■すごいホテル
グアナファトは世界的観光地なので、宿は無数にあります。もちろんドミトリーの安宿もありますが、せっかくの世界遺産の街ですから、少し贅沢な宿を選んで、滞在することを旅の目的の1つにしてみるのも良いのではないでしょうか?こちらでは極上のホテルを3つご紹介いたします。
17世紀に建設されたマナーハウスを改装した歴史あるホテルです。とはいっても古いことは決してなく、近代的な設備がしっかりあります。
2014年10月には、メキシコ最大の芸術祭である国際セルバンテス祭に出席するため、秋篠宮ご夫妻も宿泊されました。セントロ(歴史地区)に近いのも嬉しいところです。
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グアナファトに訪れるのであれば、必ず空きをチェックし、予算を確保し、1泊でも宿泊したいのがこちら。なんと元大統領の邸宅を使った四ツ星ホテルです。後述するグアナファトのハイライト「ピピラの丘」にあり、写真のとおり、宝石箱のようなグアナファトを一望できます。特に夜景は素晴らしく、普通はそれを見るために、夜にわざわざ丘に登ってくるところを、のんびりコーヒーを飲みながら見られるという最高の滞在をすることができます。ここでしか出来ない体験なので、ぜひ奮発してみてはいかがでしょうか?部屋数は少ないので予約は必須です。
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街の中心から少し離れた場所に建つ、格調高いホテルです。交通の便は良いとは言えないのですが、タクシーを使えば特に問題はありません。アンティークなヨーロピアン調で整えられた内装が人気の5つ星ホテルです。
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■街のみどころ
グアナファトは16世紀半ばから、水銀の交易路「銀の道」の拠点として繁栄し、およそ500年の歴史を誇ります。しかし街自体は1km四方と小さく、名所だけなら1日もあればめぐることができます。
グアナファトの街を一望できる丘で、人気NO.1の観光スポットです。
昼・夕暮れ・夜と、それぞれ素晴らしい景色が広がります。アクセスはファレス劇場の裏から出るケーブルカーに乗ります。
■ケーブルカー運行スケジュール
月ー金:8:00~21:45/土:9:00~21:45/日:10:00~20:45
5分おきに運行。片道:18ペソ/往復30ペソ
とにかく素晴らしくて何時間でもいられますが、ただ1日ここにいるのも現実的にはもったいないですよね。なので、上記した「ホテル ミッション カサ コロラダ」の宿泊は本当にオススメです♪
歩いて行くこともできるのですが、世界中どこでも「暗くなってからの丘の周りは治安が悪い」という法則があります。なので、ここはケチらずにケーブルカーで行くのが良いと思います。
街で最も賑やかな場所が、サンディエゴ教会前にある「ラウニオン公園」です。
テラス席のあるレストランや屋台が並び、若者からファミリーまでたくさんの人々が集まります。
隣には「フアレス劇場」があり、ギリシャ風建築が荘厳な雰囲気を醸し出します。「ピピラの丘」へのケーブルカーの発着地も近いので、自動的に寄る場所となります。週末の夜には「エストゥディアンティーナ」という楽団が来て、教会を中心に音楽を奏で歩き、街中に歌声が響き渡ります。
そして、夜にはグアナファトの郷土料理「エンチラーダ・ミネラス」も試してみてください。トルティーヤに似た「エンチラーダ」の上に、肉、ポテト、チーズなどが乗り、日本人の口にも非常に合います。もとは鉱山で働く炭鉱夫たちが、簡単に美味しく食べられる料理として発展したそうです。
■「エンチラーダ・ミネラス」
メキシコ独立100周年記念の1910年に建てられた歴史ある建造物です。もともとは駅舎だったため、入口が、市場とは思えないほど品格があります。土産物から日用雑貨、食料品まで全てここで揃います。
ピピラの丘から街を眺めると、街の中心にそびえる黄色い教会が見えます。それがバシリカ。グアナファトのシンボルです。外観は黄色、枠部分とドームはワインレッド、入口はピンクの砂岩で装飾されています。1796年に建てられ、可愛らしい外観とは裏腹に、中は荘厳な造りとなっています。
日中は空の青とのコントラストが美しく、夜は月のような優しい明かりで周囲を包み込みます。
グアナファトは小道が多いことで有名です。カラフルな建物と迷宮のような小道がまるでオモチャ箱の中にいるような錯覚を与えてくれます。
その中にあって最も有名な場所が、この「口づけの小道」。幅が69cmしか無いのですが、ここに「メキシコ版のロミオとジュリエット」のような逸話が残っているんです。
~小道を挟んで建つ2つの家。両家の仲は最悪でしたが、それゆえなのか、両家の娘と息子は恋に落ちてしまいます。2人は人目を忍み、狭い道を挟んだバルコニーから口づけを交わしていました。しかし最後には、口づけをしているところを娘の父親が見てしまい、激高して娘を殺してしまうという、悲劇の結末を迎えました~
現在では、世界中からカップルが訪れ、キスを交わすという人気の観光地になっています。中でも、写真のように高齢の夫婦がキスを交わす様子は、平和や愛の象徴のような気がして、とても幸せな気分になると思いますよ♪
■近郊の街
グアナファトの周りには、グアナファトに負けず劣らずの魅力的な町がそろっています。時間に余裕のある方は、ぜひ行ってみてください♪
路地裏から見える景色は、まるで1枚の絵。
カラフルでコロニアルな建物の奥には、スペインのサグラダファミリアの前に、オモチャのようなロシア教会が建っているかのような、不思議な光景が広がります。
ヴァレンシアーナは、グアナファト市街からタクシーで15分ほどいった、山の中腹にあります。グアナファトが「銀の町」として栄えたことを今に伝える「サン・カジェタノ坑道」「ヴァレンシアーナ坑道」があり、銀を採掘していた現場を見学することができます。料金は50~60ペソ程。
中南米を旅すると、セントロの中心にあるカテドラルには、段々慣れてきてしまいますが、銀採掘の場を見た後だと、また違った感動・感覚を味わうことが出来ると思いますよ♪
そして町の中心に建つ「聖カジェタノ教会」は、さすが「銀の町」の教会だけあって、メキシコでもトップクラスの豪華さです。チュリゲレスコ様式の彫刻が独特な雰囲気を醸し出していますので、ぜひご覧下さい。
こちらもグアナファト市内からタクシーで15分ほど。高さ2579mの丘はグアナフアト州で最も標高が高く、パラグライダーやハンググライダーで絶景アクティビティを楽しむことができます。またシンボルであるキリスト像は高さ20m。周囲には何もないので、あたかも地球の中心に立っているかのような感覚を味わえます。毎年1月6日のキリスト公現日には多くの人々が訪れます。
レオンはグアナファト州で最も大きな都市で、グアナファト国際空港もレオンにあります。皮製品の製造が盛んで、メキシコ国内を始め日本にも輸出されていますが、観光として外せないのは、毎年11月に4日間にわたって開催される「国際バルーンフェスティバル (Festival Internacional del Globo)です。
いかがでしたでしょうか。グアナファトは小さい町なので、時間がなければ中1日でも十分楽しめるし、時間に余裕があれば、近郊の町も含めて1週間は過ごせる場所です。歴史ある世界遺産の町。ぜひ行ってみてください♪
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
また、Wi-Fiのレンタルも日本語で可能です。
メキシコに行く場合は、ぜひ水中カメラやハウジング付きデジカメを持っていってください。水中カメラやハウジングは一昔前は両方とも高かったですが、今ではすごく安くなってますからね。防水カメラはこちら。ハウジングはこちらからご覧下さい。
もし買う時間がなければ、写るんです的なカメラにも水中カメラはありますので、ぜひ持って行ってください。(簡易的なものだと深度に限界がありますので、確認してください)