プレシディオ・モデロ刑務所への行き方と見どころ

 

プレシディオ・モデロ刑務所は世界でも珍しい超巨大な廃墟で、キューバ革命の英雄達や戦時中の日系移民が収容されていました。円形の巨大な収容棟は中心から360度を監視する造りになっていて、その当時の状況を想像すると背筋が冷たくなる思いがします(^^;)

 

 

「プレシディオ・モデロ刑務所」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨

ヌエバ・ヘロナ
 
photo by:Laurinha Lii

 

ヌエバ・ヘロナは、キューバ本島の南に位置する「フベントゥド島(青年の島)」の中心地です。1830年にスペインによって建設された町で、中心地からプレシディオ・モデロ刑務所までは車で10分です。人口は約6万人。

 

最寄りの空港はヌエバ・ヘロナの「ラファエル・ベレス空港(GER)」。ハバナとのみ就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちら

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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ハバナは、キューバの首都でありカリブ海地域の最大都市です。1519年にスペイン人によって建設され、1902年にキューバ共和国が独立した際に首都になりました。人口は約210万人。

 

最寄りの空港はハバナの「ホセ・マルティ国際空港」(HAV)。国内外合わせて30以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「ハバナ:徹底ガイド」をご覧ください。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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通貨は「兌換ペソ」と「人民ペソ」があります。こちらも詳細は「ハバナ:徹底ガイド」をご覧ください。本日のレートはこちら。

 

 

 

青年の島へのアクセス

・赤:ハバナ
・青:バタバノ・フェリーターミナル
・緑:ヌエバ・ヘロナ

 

アクセス方法は2つで、ハバナから飛行機で直接行くか、バスで「バタバノ」という町へ行き、そこからフェリーに乗るかになります。

■飛行機
・1日2往復運行
・所要時間:約30分

 

■ハバナ→バタバノのバス
・所要時間:約1時間
・料金:5CUC

 

■フェリー
・1日1便
・所要時間:約3時間
・料金:50CUC

 

 

プレシディオ・モデロ刑務所

 

 

1931年に建設された刑務所で、キューバの英雄であるフィデル・カストロも約20ヶ月収容されていました。こちらが釈放されたときの写真です。

 

「プレシディオ・モデロ刑務所」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

戦時中には日本人も350人ほど収容されていました。当時のキューバ政府はアメリカの傀儡政権だったので、現地在住の日本人も敵とみなされてしまったためです。1967年に閉鎖されて現在は博物館になっています。

 

 

巨大な円形の建物が5つあり、中心の1つが食堂で残りが収容施設になります。敷地はとても広く、そこに巨大な建物がポツポツ建てられているので、まるでゲームの世界のようです。中に入ると、さらに驚きの光景が広がっています(,,゚Д゚)

 

 

1つの収容塔で1000人が収容でき、4つの塔で4000人を収容できましたΣ(゚∀゚ノ)ノ 中央の塔が監視塔で、今も登ることができます。

 

そして周囲の四角い部屋が元々は独房でした。「パノプティコン型」と呼ばれる監視システムで、監視室の中を外から見られないようにすることで、囚人は常に監視されている意識が働き、少人数で規律を守らせることができたそうです。

 

 

部屋は1人が寝るだけの空間になっていて、罪が重い人ほど高い階の部屋に収容されていました。階段が何ヶ所かにありますが、それ以外は何もありません。

 

 

続いて食堂へ。こちらも非現実的な空間になっています。

 

 

これが見学できるようになっているのがスゴイですね(^^;) 日本だったら特に安全性の面から取り壊されてしまっていると思います。そして博物館。こちらはちゃんとキレイな状態で、カストロやチェ・ゲバラ、そして日系移民家族の写真などを見ることができます。

 

 

以上になります。日本では見られない巨大な廃墟、プレシディオ・モデロ刑務所。ぜひ行ってみて下さい(^^)

 

 

世界の巨大な廃墟

■サウスジョージア島(イギリス)

キングペンギンの世界最大のコロニーとして知られていて、20世紀半ばまでの鯨油産業の跡がそのまま残されています。詳細は下記からご覧ください。

「サウスジョージア島」徹底ガイド

■ルンム刑務所(エストニア)

美しい湖に沈んでいる旧ソ連の刑務所で、映画やミュージックビデオなど様々な映像作品に取り上げられています。詳細は下記からご覧ください。

「ルンム刑務所」徹底ガイド

■柳京ホテル(北朝鮮)

「リュギョンホテル」と読みます。高さ330mですが、途中で工事が中断されていて「世界で最も高い空きビル」としてギネスに登録されています。同じページに載せているので詳細は下記からご覧ください。

「北朝鮮③平壌周辺部の見どころ」徹底ガイド

■チアトゥラ(ジョージア)

旧ソビエト主導の繁栄と衰退を味わった町で、ゴーストタウンに近い雰囲気と、ウソのように錆びついたロープウェーが旅人を惹きつけます。詳細は下記からご覧ください。

「チアトゥラ①町の概要」徹底ガイド

■チッタパーワン寺院(タイ)

「寺院の廃墟」で、海から約200m突き出た桟橋の先に寺院の骨組みが残されています。詳細は下記からご覧ください。

「チョンブリー④そのほかの見どころ」徹底ガイド

■コールマンスコップ(ナミビア)

ナミブ砂漠にある「砂漠に飲み込まれた町」です。自然災害というわけではなく、住人がいなくなって数十年放置された間に飲み込まれてしまいました。詳細は下記からご覧ください。

「ナミブ砂漠③そのほかの見どころ」徹底ガイド

■ピラミデンの町(ノルウェー)

世界最北の「ゴーストタウン」で、人口1000人以上の町として世界最北端の「ロングヤービーエン」からアクセスします。詳細は下記からご覧ください。

「ロングヤービーエン」徹底ガイド

■共産党ホール(ブルガリア)

1990年から放置されているブルガリア共産党の本部で、何も無い山の上に円形の巨大な建物が忽然とそびえる姿は、まさにUFOが地球に降り立ったかのようです。詳細は下記からご覧ください。

「共産党ホール」徹底ガイド

■トゥイ・ティエン・ウォーターパーク(ベトナム)

2011年に閉園したウォーターテーマパークの廃墟です。詳細は下記からご覧ください。

「トゥイ・ティエン・ウォーターパーク」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ヒューストン(約12時間)

・ヒューストン-ハバナ(約3時間半)

ベストシーズン 11月~4月(乾季)
外務省 海外安全情報 キューバ
ガイドブック キューバのガイドブック
ビザ 30日以内の観光なら不要。ツーリストカードと海外旅行保険(アメリカ系以外・英語のみ)の2点が必須。
パスポート残存期間 3ヶ月以上。未使用のページが1枚必要。
時差 夏:-13時間/冬:-14時間
チップ ・レストラン:10%

・ホテルで荷物を運んでもらう:1CUC(兌換ペソ)

日本への電話 119(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
119+81+3+9999-9999

現地で使えるスペイン語 ①おはよう。

Buenos días.(ブエノス ディアス)

 

②こんにちは。
Hola.(オラ)

 

③こんばんは。
Buenas noches.(ブエナス ノチェス)

 

④ありがとう。
Gracias.(グラシアス)

 

⑤さようなら。
Adiós.(アディオス)

 

⑥はい・いいえ。
Sí・No.(シ・ノー)

 

⑦~へ行きたい。
Quiero ir a ~.(キエロ イル ア ~)

 

⑧これがほしいです。
Quiero esto.(キエロ エスト)

 

⑨これはいくらですか?
¿Cuánto cuesta?(クアント クエスタ?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Mas barato,por favor?(マス バラト ポル ファボール?)

電圧とプラグ 110Vが基本だが、220Vの場所もある。

コンセントタイプ
ハバナへの行き方と見どころ

通貨 ・1CUC(兌換ペソ)=24CUP(人民ペソ)

・1CUP(人民ペソ)=100センターボ

 

日本大使館 HP

キューバの絶景一覧

キューバの絶景

 

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